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自ら「政治家になる」決断をしたのなら、他人のせいで逃げることは許されない

投稿日: 更新:
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こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
自民党比例代表の目玉候補(?)、元SPEEDの今井絵理子さんが
新聞社の政策アンケートにまったく答えていないことが話題になってます。

…いや、私も衆院選の政策スタッフをやったことがあるからわかりますよ。
選挙活動だけでクソ忙しいので、各社から大量に送られてくる類似の政策アンケート
忙殺されるのはとんでもない手間ですし、スルーしたくなる気持ちもちょっとだけ理解できます。

でもね、ここから逃げちゃダメだし、
逃げるような候補を当選させるのもダメだと思います。
(ちなみに今井絵理子さん以外にも「無回答」けっこういます、念のため)

「彼女は福祉のことをやるために政治家になっただけ」
「擁立した組織(自民党)が面倒を見るべきで、彼女のせいではない」

というような擁護をする意見がいくつか飛んできましたけど、
どれだけ周りに説得されても、最後に「政治家になる」と決断したのは彼女自身のはずです。

そして政治家になれば、あらゆる法案の審議・採決に参加することになります。
「私の専門分野は福祉だから」で済まされないことは当然です。

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そして今井絵理子候補が回答を見送った毎日新聞のアンケートは、
投票マッチングサイト「えらぼーと」の元データになるはずですから、
有権者への情報提供という意味でも極めて大きなマイナス行為になります。

ただ誤解のないように言っておきたいのですが、
私は何も今井絵理子さんやタレント候補を全否定したいわけではありません。

特に彼女は中学生で芸能界デビュー、障害を持つお子さんを出産し、
シングルマザーとして子育て・療育に奮闘するなど、私など足元にも及ばない
人生経験を積んできていることでしょう。

同世代ですし、その余人を持って代えがたい体験を個性に変えて、
政界に新しい風を吹き込んで欲しいと強く思っています。
色んな背景を持つ、色々な人が国会にいても良いのです。

だからこそ、そして注目候補だからこそ、
こういう政治家全体の信頼を損ねるような行為をして欲しくないのです。
有権者の期待を裏切って欲しくないんです。

単にスタッフのミスなどで、回答期限を過ぎてしまっただけなら
今からでも遅くありません。しっかりと政策アンケートに答えるべきです。
わからないこと・勉強中のことはその旨をしっかりと伝えるべきです。

これは今井絵理子候補だけでなく、
政策アンケートをスルーしているすべての候補者に訴えたいと思います。
(組織票で当選が確実な大物候補者や有名候補にもいる…)

そして最後に。

ツイートもしましたが、議会は数だから
一人じゃ何もできないなんて大嘘ですよ。
少なくとも、都議会ではそうでした。個人でもやれることがたくさんあります。

参議院選挙は衆議院と異なり、二枚目の投票用紙に政党名ではなく個人名を書けます。
ぜひそのことの意味と重要性を少しでも頭の片隅に置きながら、
投票に望んでいただければと願うばかりです。

それでは、また明日。

(2016年7月4日「おときた駿ブログ」より転載)