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【この春開業】日本一人口の少ない町の新幹線の駅が誕生

2016年01月07日 22時51分 JST | 更新 2017年01月06日 19時12分 JST

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Photo By  しらべぇ編集部

4年以上前の2011年3月6日、青森県は大きなチャンスを迎えていた。この日がいったい何の日か、わかるだろうか?

東北新幹線の北の終着駅である「新青森駅」に、エメラルドグリーンの車体の「E5系はやぶさ」が、始めて到着した日である。

八戸駅開業から約10年。ようやく青森市までその足が伸びたその日からわずか5日後...。

東日本大震災発生。東京から約3時間ちょっとで青森まで移動できる!新幹線の「開業効果」を獲得しようと、ずっといろんなことを準備してきた人たちの苦労は、一瞬で過去のものとなった時でもある。

■日本で唯一「復興」の名前がつく「三陸復興国立公園」誕生

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Photo By  しらべぇ編集部

三陸復興国立公園をご存知だろうか?

青森県から宮城県までの三陸海岸一帯をしめる国立公園であり、日本で唯一「復興」の名がつけられた国立公園である。青森県八戸市の名勝、種差海岸(たねさしかいがん)は、2013年5月24日に、この国立公園に編入された海岸線である。

知る人ぞ知る、多くの文人に愛されたこの地は、海抜0mに近いエリアにもかかわらず偏西風、俗に言う「やませ」の影響で、ニッコウキスゲなどの高山植物が咲き、それと同時にハマナスなどの海浜植物が共存する。

奇跡とも言える景観を持つ海岸である。その花や植物のめずらしさに気づく人は少ないが、2014年秋、この地を訪れ、その植生のわずかな違いに気づかれた方がいた。

天皇皇后両陛下である。予定を30分延ばすという異例のスケジュールでこの種差海岸を散策された両陛下に対して、地元に暮らす人誰もが、ある心配りを感じた。

青森県も被災し、大変だったことを良く理解している(実際、八戸の港湾施設などは甚大な被害を受けた)ということを。

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Photo By  しらべぇ編集部

■そして来たる2016年3月26日、奥津軽いまべつ駅が誕生

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Photo By  しらべぇ編集部

震災から数えて5年。新青森までつながったエメラルドグリーンのはやぶさは、E5系から北海道の頭文字をとって「H5系はやぶさ」となり、青函トンネルを通って北海道へたどり着く。そう海を渡るのだ。

新青森駅から新函館北斗駅までは、約60分。東京から約4時間で北海道まで新幹線で行ける日がくるのである。「いやいや、ちょっと待ってくれ!」と青森の人は言いたくなる。

北海道へ行く前に、青森県には新しい新幹線の駅「奥津軽いまべつ駅」が誕生するのだ。そしてこの駅ができる今別町が「人口約3,000人」という、日本で一番人口の少ない新幹線の駅がある街になる。

青森の人たちは、八戸駅、新青森駅開業に続く第3の開業として、このラストチャンスにかけているのだ。

「新幹線で開業効果を得る時代は終わった」

「函館にだけ、みんな行くに決まっている」

そんな言葉では、カンタンに片付けられない想いが、このチャンスにかける想いが、青森にはあることをぜひ知って欲しい。

(写真・文/しらべぇ東北支部・ASUBO)

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