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【内科医が語る】がんは予防できる?そもそもどんな病気?

2016年01月16日 00時29分 JST | 更新 2017年01月15日 19時12分 JST

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©iStock.com/monkeybusinessimages

平成26年には、37万人(全死因のおよそ3人に1人)が命を落とした、日本人の死因トップである「がん」。誰もが気になるこの病気について、内科医の記者が解説しましょう。

■親・兄弟・祖父母・子供・孫で「がん」になった人がいるのは?

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Photo By  しらべぇ編集部

全国の1,381人にきいたところ、血縁者ががんを患ったことのある人は約半数の658人(47.6 %)でした。やはり身近な病気であることがわかります。

過去の統計から、一生のうちにがんを患うのは2人に1人ともされています。みなさんは、「がん」とは一体何かご存知でしょうか?

■がんの正体は?

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©iStock.com/arda savaşcıoğulları

人間のからだは、約40〜60兆個の細胞からできていると考えられています。正常な細胞は規則にのっとって分裂・増殖し、なにかしら異常がおきた場合、その時点で死ぬようにプログラムされています。

遺伝子の突然変異などによりこのシステムが破綻し、無限増殖するようになったのが「がん細胞」です。

健康な人のからだでも、がん細胞は日々出現しているといわれていますが、免疫細胞により排除されるため通常は問題になりません。

しかし、中には攻撃をうまく逃れてしまうものもあり、それらがじわじわ増殖した結果、「がん」が形成されます。

■がんは遺伝する?

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©iStock.com/kazoka30

発がんに関与する遺伝子として、「がん遺伝子」と「がん抑制遺伝子」が知られています。

細胞増殖において、がん遺伝子はアクセル、がん抑制遺伝子はブレーキの役割を担うため、前者の活性化や後者の不活化がおきると、細胞はがん化します。

こうした遺伝子変異が明らかながんは、「遺伝性腫瘍」として普通のがんと区別されます。診断は家族歴などを参考に、遺伝子検査によって行われます。

現在のところ、各臓器のがんにおける遺伝性腫瘍の頻度は少なく、大半のがんは、生活習慣を含む環境要因により引き起こされると考えられています。

■発がんリスクの高い習慣はやはり...

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©iStock.com/wgmbh

国立がん研究センターの報告では、がんを患った日本人男性の約55 %、女性の約30 %で、予防可能な要因の関与が示唆されています。

具体的なリスク要因をみると、喫煙と感染性要因(特にC型肝炎ウィルスとピロリ菌)が大半をしめ、飲酒は第3位でした。喫煙していなければ防げたと思われるがんは、男性で30 %も(女性で率が低かったのは喫煙者数が少ないため)。

現在、C型肝炎やピロリ菌感染は、しっかり治療すればほとんどが完治します。

喫煙と飲酒については個人の自由ですが、禁煙と節酒ががんをある程度予防しうることは、頭の片隅に入れておくとよいかもしれません。

(文/しらべぇ編集部・青木マダガスカル

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」

調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日

対象:全国20代~60代 男女1381名

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