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【伝統】「国産い草・たたみ」は消滅寸前!こんな嬉しい効果があるのに!

2015年04月15日 01時49分 JST | 更新 2015年06月12日 18時12分 JST

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©iStock.com/NaokoUchida

桜舞う季節には、「日本人でよかった」と改めて感じる人も多いはず。東京オリンピックまであと5年となり、観光大国を目指す日本。

しかし今、歴史と伝統に育まれた「あるもの」が、この国から消えようとしています。それは、国産のい草と畳

現在のい草農家の平均時給は200円とも言われています。そして、かつては住宅のどこにもあった和室が、今はどんどん減少しているのです。

消えつつあるい草・畳ですが、フローリングにはない良いことが数多くあることが、最近の科学的な調査から分かっています。

①集中力の持続効果

北九州市立大学の森田洋教授らによる研究では、ある学習塾で小学5年生、中学1年生の児童を対象に畳の教室と一般教室に置いてそれぞれ算数のテストを解く実験が行われました。

その結果、全体では14.4%、小学五年生に限れば24.3%で解答数の伸びが見られたとのこと。

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また教室の違いについて生徒たちに聞いてみたところ、一般教室とくらべて畳の部屋のほうが「疲れなかった」と答えた割合が1.2倍高かったそうです。

②いぐさのスポンジ機能

い草の断面は小さな穴が無数にあいていてスポンジ状になっています。この構造によって畳はハウスダストの原因になる物質など有害な物質を除去しきれいな空気を保ち、ほどよい弾力性で足が疲れにくい。

さらに高温多湿な日本の夏でもさらっと涼しく、音も吸ってくれるので静けさが生まれます。

③い草の抗菌・リラックス効果

い草は水虫の原因となる菌の繁殖を抑える効果があるほか、ノロウィルスの原因となるO157などにも抗菌作用を発揮することがわかっています。

また、新しい畳の香りは、リラックス作用を及ぼすことが判明しているそうです。

■い草の9割は中国産

このようにさまざまないいことがある畳ですが、畳の表面に使用されるい草はすでに90%近くが中国産で国産はたった10%前後。その10%のうちのほとんどが、熊本県の八代市でつくられています。

また、かつては畳表の下側の部分には稲藁が使用され、スポンジ機能を高めていました。しかし現在では適した状態で保存されている稲藁が非常に少なくなったため、藁をつかった畳は10数%とも言われています。

このように、和室や畳が消えつつある一方で、国産のい草や畳を見直す動きも始まっています。世田谷区の祖師ケ谷大蔵にある保育施設では、畳と、い草を用いた壁紙を活用。

たくさんの良いところがあるい草や畳。日本からなくなってしまわないように、壁紙や置き畳としてちょっとずつでも生活に取り入れられたらいいですね。

(文/しらべぇ編集部・髙橋夏帆

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