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その由来に「高い」は関係ない...「とび職」について知るべき豆知識とガチ知識!

2015年03月15日 14時57分 JST | 更新 2015年05月14日 18時12分 JST

ダボっとしたズボンに工具を携え、地下足袋を履いて颯爽と高いところへ駆け上がる...これぞまさに「とび職」と呼ばれる職業の方々へのイメージでしょう。

しかし、その名前こそは聞いたことがあれど、実際にどんな仕事なのか細かく知らない人も少なくないのでは? そこで今回は、「とび職」とはどういった仕事なのかを解説していきます。

■「とび職」といえど種類はひとつじゃない

建設現場などに関わりのない人は「とび職」を一括りで呼びますが、実はとび職にはいくつか種類があります

まず最も多いのが「足場とび」。こちらは、主に建設現場で作業するための「足場」などを設置する人。鉄パイプや"ビケ"と呼ばれる材料を使って、他の職人が作業をしやすくするのが彼らの仕事です。

地上数百メートルの高所で作業をするため、最初に足場を設置して場所を切り開くのも彼ら。常に危険と隣合わせで、彼らがいないと他の作業が進みません。

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Photo by Forgemind ArchiMedia on Flickr

次に多くいるのが、「鉄骨とび」です。現在は、一般家屋を含めて鉄骨で建物の骨組みを作ってから建築をします。鉄骨とびの仕事は、主にその鉄骨を組み立てること。クレーンなどを駆使しながら、建物の基礎となる骨組みを形成していきます。

他に専門性が高いものでは、「重量とび」と呼ばれる、大きな橋などの骨組みを組み立てる人もいます。鉄骨とびと一緒に括る人もいますが、より高度な技術と知識が必要です。

このように、「とび職」といえどその仕事の種類は様々。東日本大震災の後に傾いた家をその技術を使い戻すことで注目をあつめた「曳き屋」と呼ばれる人や、古い建物の解体を行う「解体業」や、煙突掃除から「送電とび」と呼ばれる送電線での作業を行う人たちまで、すべて「とび職」なのです。

■とび職にも国家資格があります

年齢や性別を問わない会社が多いこともあり、中学卒業後すぐにとび職として働く人も少なくありません。学歴は関係ありませんが、とび職をする上でいくつか資格が必要なことがあります。

まず、「とび技能士」という1級~3級まで等級がある国家資格があります。現場によっては、この資格を持っている人がいないと入れない現場もあります。

また大きな建設現場では、「足場の組立て等作業主任者」という足場作業に関する高度な知識と技術を持つ国家資格が必要だったり、クレーンなどを使う"玉掛け"と呼ばれる作業を行うための「玉掛作業者」(国家資格)や、クレーンの先に作業をするためのカゴがついた「高所作業車」と呼ばれる車を扱う「高所作業車運転者」(国家資格)なども必要。もちろんのこと、全くの無学ではつとまりません。

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Photo by iskws on Flickr

ちなみに、「とび職」の"とび"は「鳶」と書きますが、鳥のように高いところにいるからではなく、かつて"鳶口"と呼ばれる鳶のくちばしに似た形状のバールのようなものを木材の運搬などに使っていたことから呼ばれるようになったとされています。

現在は鉄パイプなどで足場を作りますが、かつては木を組み合わせて足場を作っていたため、とび職にとって木の運搬は欠かせない作業だったのです。

■ニッカポッカの豆知識

最後に、ちょっとした豆知識を...。とび職と聞いて、「ニッカポッカ」と呼ばれるダボっとしたズボンを履いているイメージを持つ人が少なくないでしょう。

正式には「ニッカーボッカーズ(Knickerbockers)」と呼ばれるアメリカ発祥のスボンが元で、ダボっとしているというよりは、膝の下あたりでズボンの裾が括られている形状のものを指します。

建築現場で足元が引っかかって危なくないように広まったものなのですが、かつての野球のユニフォームも実はこの一種でした。ベーブルースの映像などを思い浮かべて、「あぁ、あれか」と分かる人も少なくないのではないでしょうか?

(文/しらべぇ編集部・常時系

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