BLOG

「東京五輪」はなぜトラブル続きなのか?その背景をデータで探る

2015年08月02日 15時29分 JST | 更新 2016年07月31日 18時12分 JST

2015-08-01-1438389601-4864872-0801_sirabee_01.jpg

画像はYou Tubeのスクリーンショット

半世紀をこえる時をへて、再び東京に帰ってくるオリンピック。しかし、世界的な平和とスポーツの祭典にふさわしいとは言えないトラブルが続いている。

国内外の名だたるデザイナーによる104作品のコンペを勝ち抜いて選ばれ、7月24日に発表されたエンブレムは、ベルギーやスペインのデザイン作品との類似性が指摘され、波紋が拡がった。

2015-08-01-1438389634-6734859-0801_sirabee_02.jpg

画像はYou Tubeのスクリーンショット

同様に国際コンペによって選ばれた「新国立競技場」のデザインは、イラク出身の建築家、ザハ・ハディド氏の案が採用されたが、建設費の高騰が表面化。

決定に携わった建築家の安藤忠雄氏や森・元首相にも批判が集中し、ついには、デザインを白紙にすることが決定している。

また、5月に発表された「東京観光ボランティア」のユニフォームに対しても、ネガティブな意見が多く見られた。

「お祓いでもしたほうがよいのではないか」と思われる向きもあろうが、そんなオカルトな問題では片づけられない。

■ 五輪デザイン全般に目立つ低評価

エンブレムについては、国内デザイン界や弁護士から「盗作にはあたらない」「著作権・商標権についても非侵害」と擁護の声があがっている。

一方で、ツイッターや匿名掲示板は、虚実ないまぜにした批判や罵詈雑言で一色だ。そもそもデザイン案に対して世間の評価が低かったことも、大きく影響しているだろう。

2015-08-01-1438389782-8241147-0801_sirabee_03.jpg

デザインへの批判はエンブレムにとどまらず、競技場についても「白紙で見直し」に対して約7割が賛成の意を表した。

2015-08-01-1438389806-1268491-0801_sirabee_04.jpg

しかし、評価が低いことは、デザイナーや建築家だけの責任なのだろうか?

■今でもくすぶる、五輪招致への不満の声

アンケートサイト「マインドソナー」によれば、開催まで5年を切った現在でも「東京五輪を招致すべきではなかった」と考える人は4割を超えている。

2015-08-01-1438389838-73820-0801_sirabee_05.jpg

つまり、オリンピック開催そのものへの反感が根強いため、それがデザインへの低評価につながり、脚光を浴びる関係者が次々とスケープゴートになっている可能性がある。これは、デザインだけの問題とは言い切れない。

■国内の「低支持率」が課題だった東京五輪

そもそもIOCは、立候補都市の中でも日本の国内支持率の低さを問題視してきた。

その後、組織委員会の広報活動によって支持率は上昇。結果として招致につながったわけだが、そのPRやプロモーション手法に反対派が不満をつのらせる部分があったのかもしれない。

2015-08-01-1438389862-3804660-0801_sirabee_06.jpg

■反対派を無視し続ければアスリートまで槍玉に?

この構造的な問題が解決しない限り、新しい発表があるたびにトラブルや「犠牲者」が出る恐れもある。まるで、いじめの連鎖だ。

トラブルが続く背景をクリアにするために、組織委やその背後にいる大企業、国や自治体に課せられた責任は大きい。

大会が始まった後、期待に応えられなかった選手たちが「東京でやってもこのザマか」「やっぱり招致するべきじゃなかった」などと心ない批判を受けるような事態を見たいと願う人がいるだろうか。

(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

【人気記事】

東京五輪ロゴにパクリ疑惑?そもそもこのデザインが好きな人の割合を調べたら...

【関係者の声も】新国立競技場の建設費に5割が「キックバックや賄賂」を疑う!

【空港チェックインと「あとで読む」は避けよ!?】この夏Facebookで気をつけるべきこと

【深夜まで飲み食いできる新幹線駅10選】周辺繁華街の「眠る時間」を調査!

【恋愛】デート場所で判別!「仕事ができるイケメン」は○○に誘う?

気になるアレを大調査ニュース「しらべぇ」の記事をFacebook ページでも
気になるアレを大調査ニュース「しらべぇ」の記事をTwitterでも