記事をソーシャルで広げるための"フック"を仕込む方法って?

「オウンドメディアを運営している or 運営したい企業の担当者が集まり、全員が学びを提供し、そして学びを持ち帰る」ための会という枠の中で、毎回会の運営方法や内容をちょっとずつ変えながら開催しています。

こんにちは、Six Apartブログ編集部、ことぶきです。先日、赤坂シックス・アパートオフィスのラウンジにてオウンドメディア勉強会第八回をおこないました。

オウンドメディアを運営している or 運営したい企業の担当者が集まり、全員が学びを提供し、そして学びを持ち帰る」ための会という枠の中で、毎回会の運営方法や内容をちょっとずつ変えながら開催しています。

第一回第五回くらいまでは数社がライトニングトークをおこなう形式で行ったり、「KPIについて」 など設定されたテーマについて持ち寄って議論する形式などでも実施しましたが、今回はあえてテーマを決めず座談会形式にしてみました。

今回参加してくださった方々の運営するメディアは以下のとおり。ターゲットもB2B、B2C、社内広報のためのブログなど多岐にわたるメディアが集まりました。

各メディアの運営者に共通していたのは、「ソーシャルで最大限拡散するためには、どう活用すればいいのか?」という課題。よって、話題の中心はツイッターやフェースブック等のソーシャル活用の話になりました。出てきたディスカッションの一部を紹介します。

公開した記事を読んでもらいたい人に届ける工夫、何かありますか?

記事を公開して、公式アカウントから一言添えてソーシャルにシェアして終わり、では芸がないし、広がる範囲も見えています。各社の、記事の拡散工夫を聞いてみました。

  • 個人としても、記事のターゲットの"業界内のキーパーソン"とソーシャルでのつながりを増やしていく。自分個人の記事のシェアに気づいてもらう。自分のソーシャル影響力も重視。リアルの人間関係も大切。
  • 取材の場合、取材した相手が拡散してくれることもある。自社のソーシャル力だけの伝搬プラスαで広がる。
  • ウォッチしているファンが多くいる分野、業界と絡めた話題にし、その人達に拡散してもらう。芸能人、趣味ジャンルなど。
  • 公開した記事を、読者にとって違和感のない(理由が納得できる)方法でソーシャルに再投稿
  • 記事のツッコまれビリティを重視。全力でネタに走る。ただし、誰かを明確に傷つけない。
  • 「Aが良かったらRT、Bが良かったらFavしてね。1万RT行けばスーパー級!」のように、具体的な行動を煽る。

様々な試行錯誤をされていらっしゃるようです。

共通することは、コンテンツの内容や個人のネットワークからなど記事に共感してくれる人を増やし、ソーシャルで"広がるフック"をたくさん仕込んでいくことが大事ということですね。

その他、取材のノウハウ(事前準備命、インタビューは賞味40分で勝負?)、自然な表情の写真を撮るためのコツ、LinkedInシェアの反応の良さ、社内メンバーの巻き込み方、「あのメディアの編集力はすごい!」、記事数で勝負するvs質で勝負する、検索ボリュームは多いにもかかわらず情報が不足している検索キーワードを見つけてコンテンツを作る法などなど、詳細は書けない赤裸々かつ具体的な事案を元にした議論が2時間続き、時間が足りないほどでした。

第9回は2月下旬頃に予定しています。ご興味があればぜひ、気軽にFacebookグループへのご参加ください。だいたい毎回10名前後の参加者のうち半分くらいが新規の方なので、気軽に混じっていただけると思います。

目下検討中の方、始めてはみたものの試行錯誤されている方、他社での実践や方法論にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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(2014年8月26日「Six apart ブログ」より転載)