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よく飲まれるコーヒーの効果!実は血糖値を下げる効果があるってホント?

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昔は、カフェインが多く含まれ刺激も強いことから、コーヒーというと、なんとなく体によくないイメージを持つ人も少なくありませんでした。しかし、近年ではコーヒーの健康効果が注目されるようになり、血糖値を下げる効果も期待できるとされています。コーヒーと血糖値の関係について、さまざまな研究結果をもとに解説します。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸が食後血糖値を抑制

コーヒーが2型糖尿病の発症リスクを下げるということは、世界各国の研究機関から数多く報告されています。そのメカニズムについては、まだ不明な点も残されていますが、コーヒーに含まれる「クロロゲン酸類」が糖の代謝に影響するのではないかと考えられています。

クロロゲン酸類とは、植物界に広く存在し、強い抗酸化力を持つ「ポリフェノール」の一種です。コーヒー生豆には、クロロゲン酸類が5~10%と、とりわけ豊富に含まれています。

クロロゲン酸類を含む脱カフェインコーヒーを使ってヒト試験を行ったところ、食後30分の血糖値が、コーヒーを摂取していなかった場合に比べて有意に低下したそうです。さらに、食事と一緒に脱カフェインコーヒーを摂取した場合は、食後血糖値の上昇がもっとも抑えられたと言います。こうしたことから、コーヒーに含まれるクロロゲン酸類には、食後血糖値の上昇を抑制する効果が期待できると考えられるようになりました。

次々と報告される2型糖尿病予防へのコーヒーの効果

フィンランド国立公衆衛生研究所が行った大規模な調査によると、1日3~4杯のコーヒーを飲んだ人は飲まない人に比べて、糖尿病にかかる確率が女性で29%、男性で27%減少したそうです。さらに、1日10杯以上飲んだ場合は、女性で79%、男性で55%減少したという結果も出ています。オーストラリアのシドニー大学でも、コーヒーの2型糖尿病予防効果について「効果あり」という研究報告を出していることがわかっています。

また、日本でも国立国際医療研究センター糖尿病研究部の野田光彦部長らが、2009年に「JPHC研究」を発表しました。この研究は、40~69歳の日本人約5万6,000人を対象にコーヒーを飲む回数を調べたものですが、「週に3~4杯飲む」人は「ほとんど飲まない」人に比べて、2型糖尿病を発症するリスクが男性で17%、女性で38%低下するという結果が出たとしています。

糖尿病発症後は逆効果という見解も

コーヒーの2型糖尿病予防の効果は、世界各国から相次いで報告されていますが、これは糖尿病をまだ発症していない人に限った話です。糖尿病患者へのコーヒーの影響は、はっきりしたことがまだわかっていませんが、コーヒーに含まれるカフェインがインスリン感受性に悪影響を及ぼしたとする研究結果も報告されています。

この研究によると、コーヒーと炭水化物を同時に摂取した場合のインスリン感受性は、カフェインの含まれない飲料とほぼ同等でしたが、その後またすぐに同じものを摂取させて計測した場合は、インスリンの感受性が低下したとの結果が出たそうです。

つまり、まとめると下記のような内容になります。

・コーヒーと炭水化物を一緒に摂取した場合、インスリンの感受性はある程度低下する。

・その影響が続くため、すぐに同じよう内容の食事(カフェイン+炭水化物)をした場合は、インスリンの感受性は大きく低下する。

結果、「耐糖能やインスリン感受性が問題になる病態(たとえば、糖尿病やその予備軍の人)は、「食後に単純炭水化物(甘いケーキなど)とカフェイン入りのコーヒーを一緒に摂取するのは、好ましくないかもしれない」と考えられています。

糖尿病を発症している方は、コーヒー(カフェイン)の摂取には注意が必要かもしれません。

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