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知らない間に嫌われてるかも!「人間関係を壊す人」の特徴

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夫婦、恋人同士、会社の上司と部下、同僚、ご近所や友達との付き合いなど、人間社会では日々たくさんの会話が繰り広げられます。親しければ親しいほど、利害関係が強ければ強いほど、相手への要求や不満も多くなり、伝え方によってはトラブルの原因となります。

今回は、人間関係を壊すコミュニケーションの特徴と、その回避方法について解説します。

■コミュニケーションの種類

人間同士のコミュニケーションの種類は、伝える内容によって、大きく以下の3つに分けることができます。

(1)相手を誉めるなど、ポジティブなこと
(2)相手への不満など、ネガティブなこと
(3)事実など、ポジティブでもネガティブでもないこと

この中で、やはりダントツで人間関係を破壊するリスクが高いのが(2)のネガティブなことを伝える時ですね。そう考えると、「上手くいっている人間関係は元から気が合っていて、ネガティブなことを伝え合う必要がないに違いない」と思いますが、必ずしもそうではないようです。

米ワシントン大学の名誉教授で、人間関係の研究で有名なジョン・ゴッドマン博士の研究では、「幸せな夫婦の69%が、10年後にも同じ未解決の争いを抱えている」そうです。また、ビジネスにおけるチームワークに関する研究でも、高い成果を出すチームほど、自己主張や意見の投げ合いが活発に行われるという結果が報告されています。

つまり、仲の良い夫婦や良いチームは、決して意見が一致することが多いわけでも、ケンカや議論をしないわけでもなく、上手に意見の対立や不満などを乗り越えている、といえます。

■人間関係を破壊させる会話とは

上述のゴットマン博士の研究によると、結婚生活を破たんさせるコミュニケーションの要素は以下の4つとのことです。ゴットマン博士の研究は夫婦を対象としていますが、基本的な人間関係はビジネスでも同じですので、オフィスでのコミュニケーションにもぜひ参考にしてください。

(1)批判(Criticism)

例えば家事を手伝わない夫に対して妻が「共働きの家庭は家事も共同で行うのが当たり前でしょ。あなたって本当に非協力的な人ね。」のように言うのは「批判」です。不満を伝える時は、「何で家事を手伝ってくれないの?私はあなたより毎晩●時間も睡眠時間が短くて、疲れが取れないわ」のように、相手の人格などを決めつけて批判するのではなく、自分の気持ちや状況などを「文句」として伝えましょう。

カッとするとつい批判をしてしまいがちですが、「あなた/君」ではなく、「私」を主語に会話を始めると、批判ではなく文句になるので、意識的に主語を自分にして話すとよいでしょう。

(2)自己防衛(Defensiveness)

上述の批判をされた場合をはじめ、何かを指摘された場合、「攻撃された」と認識し、自己防衛をしてしまいがちです。「自分は悪くない」という自己防衛や言い訳をすると、相手は「歩み寄る姿勢がない」と見なして、余計に非を認めさせようとするか、コミュニケーションを終わらせようとします。

何かを指摘されたり、文句を言われると自己防衛をしたくなりますが、まずは非があれば素直に認め、解決策を提示するようにしましょう。また、実際にあなたに非がない誤解だったとしても、一旦は「率直に言ってくれてありがとう」「そのような見方もあるのですね」など、相手の言っていることを受け止める言葉を発すると、その後のコミュニケーションに良い影響を与えることができます。

(3)はぐらかし/拒絶(Stonewalling)

コミュニケーション自体をシャットダウンし、口も心も閉ざして相手と理解し合う努力などを放棄する姿勢のことです。夫婦やカップルの場合、女性の批判によってケンカが始まり、ヒートアップして男性が拒絶体制に入ることで終わることが多いとのことです。そうすると、拒絶された方は無視されたような気分になり、関係がより悪化します。

(4)見下し/侮辱(Contempt)

最も人間関係を破壊するのがこの「見下し/侮辱」です。最初の「批判」の項目の例でいえば、家事をしないという妻の言い分に対し、「君がもらっている給料は僕より●%も少ないじゃないか。そんなに不満なら、仕事を辞めたらどうだ?」、それを受けた妻が「隣の旦那さんはあなたの2倍も給与をもらっているのよ。あなたが稼げないから私が働かないといけないんじゃないの。」などと言ってしまうことです。特に、他者との比較で見下すのは、人間関係に大きなダメージを与えことになります。

これは極端な例ですが、人間とは優劣をつけたがる生き物です。普段は口にしなくとも、ケンカや対立がヒートアップすると、相手の弱点や劣っている点をつい指摘してしまうことがあるので、注意が必要です。

■ネガティブなことに聞く耳を持ってもらうには

いくら言い方を変えたところで、ネガティブなことばかりを言われたのではウンザリしてしまいます。人はポジティブなことを言われ、「自分のことを理解してくれている」と感じられる人の意見には耳を貸しますが、「いつも自分を攻撃する人」に対しては、最初から身構える姿勢を取りがちです。

つまり、普段どのくらい「ポジティブなこと」を伝えているかも、前向きなケンカをする上では大変重要なのです。

ゴットマン博士によると、ネガティブなこととポジティブなことを言う比率がある一定を超えると、人間関係が壊れやすいとのことです。この比率を「ゴットマン比率」と呼びますが、ゴットマン比率は以下のように、関係性によって異なります。

(1)親子...ポジティブな言葉3:ネガティブな言葉1

(2)上司と部下...ポジティブな言葉4:ネガティブな言葉1

(3)夫婦や恋人...ポジティブな言葉5:ネガティブな言葉1

(4)友人...ポジティブな言葉8:ネガティブな言葉1

(5)スポーツクラブのコーチと教え子...ポジティブな言葉10:ネガティブな言葉1

(6)お店の従業員と客...ポジティブな言葉20:ネガティブな言葉1

親子であれば、3回誉めたら1回くらい叱っても人間関係に問題は発生しないということです。上司と部下なら4:1、夫婦や恋人同士は5:1くらいの割合がメドとなります。ネガティブなことを素直に伝え合える関係になるには、普段から相手を尊重し、長所を見つけて誉める、感謝の気持ちを伝えるなど、ポジティブなコミュニケーションを取っておかなければならないかが分かります。

「良いことは口に出さなくても分かる」と思ってしまうことがありますが、いざという時に率直に話し合いができる関係を築くためにも、意識的に相手の長所を探し、言葉で伝える努力するようにしましょう。

■人間関係を破壊する人・深める人の違い

以上ご紹介したように、人間関係を破壊する人と深める人の違いは、以下の2点に集約されます。

・ネガティブなことを伝える時:自分の正当性を認めさせることや相手を論破することがゴールとしておらず、相手に伝わり、相手の心を動かすものの言い方や態度をしている。

・普段のポジティブコミュニケーションの量:相手の良いところをしっかりと理解し、言葉で伝えることで、ネガティブなことを伝えても聞く耳をもってもらえる信頼関係を築いている。

この2点の根本にあるのは、「日常的にも、ケンカの最中でも、相手を尊重(リスペクト)する」ということと、「本来の目的を見失わない」ということではないでしょうか。

カッとなればなるほど「相手を傷つけてやりたい」「負けたくない」などと思いがちです。しかし、夫婦や恋人、家族などの私的な関係でも、ビジネス上の関係でも、本来の目的は「問題を解決し、家族の幸福度やチームの業績を高めること」のはず。いがみ合って小さな勝ち負けを争うことではありません。

相手を尊重し、本来の目的から逸れないことが、人間関係を良くする最大の秘訣と言えるのではないでしょうか。

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