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「ビリギャル」高評価の裏に、「ビリママ」の存在あり!子供に寄り添う姿が大きな反響を呼んだもう1つの物語、ビリママのストーリー

2015年07月28日 22時48分 JST | 更新 2016年07月26日 18時12分 JST

原作は累計発行部数100万部の大ヒット、映画は観客動員数200万人突破。

社会現象を巻き起こした「学年ビリだったギャルが、1年で偏差値を40あげて日本でトップの私立大学、慶応大学に現役で合格した話」、通称「ビリギャル」。

受験という主軸に加え、周囲の支えや家族の再生といった、温かいサイドストーリーも話題となった。

特に大きな反響を呼んだのが、ビリギャルの母、「ああちゃん」だ。

この「ああちゃん」とビリギャルこと「さやかちゃん」の共同執筆で書かれたストーリー、

「ダメ親と呼ばれても学年ビリの3人の子を信じてどん底家族を再生させて母の話」、通称「ビリママ」をご存知だろうか?

高評価な意見が軒を連ねる映画ビリギャルの中でも、特に評価の高かった、吉田洋演じるビリギャルのママ「ああちゃん」。

長年舞台女優で演技力を磨き、現在テレビに引っ張りだこの"旬の女優"吉田洋の好演ぶりもさることながら、

決して子供を否定することのないまっすぐな愛情に、感動の声が多くあがった。

ビリママこと「ああちゃん」は大阪府出身。

ああちゃん自身、幼少期に辛い経験があった為、さやかちゃんら3人の親を持つ身となったときは、

子育てにあたり、育児書を読んだり、厳しいしつけをして失敗したと思うこともあったそうだ。

長女さやかちゃん(ビリギャル)が産まれて間もなく、旦那さんは独立し起業家へ。

その忙しさ故、夫婦間にも溝が深まってしまった。

子供は長女(さやかちゃん)、長男、次女の3人。

父親は長男にばかり手を掛け、プロ野球選手を目指すよう、厳しい教育をしていたそうだ。

いくら努力をしても、なかなか結果が出ないことに挫折し、自暴自棄になってしまう長男。

冷え切った夫婦関係は家庭にも暗い影を落とし、気がつけば娘2人は学年ビリの成績にまで落ち込んでいた。

父親から生活費もろくに家に入れてもらえず、パートをしながら子育てに励んでいたああちゃん。

さやかちゃんの塾の費用などは、結婚指輪を売るなどして工面したという。

多くの教育や子育ての本を読み、ときにはああちゃん自身も子供たちにきつくあたることもあったというが、

本に書いてあることが全て正解というわけではないことに気がつき、自分なりの子育て論を確立していくようになる。

「ビリギャル」にもそんな独特の子育て論が垣間見えるシーンが描かれている。

勉強に過度のストレスを抱えてしまったさやかちゃんが、「割ってもいいお皿を出して」とああちゃんに訴えるシーン。

大体の親は、そんなものはないだろうと切って捨てるかもしれない。

だがああちゃんは、破片が飛び散らないよう、何重にも袋を重ねてっさやかちゃんにお皿を渡してあげたそうだ。

後にさやかちゃんは見事学年ビリから慶応大学に合格。

それを機に夫婦仲も良好、家庭環境すら修復してしまったああちゃんの子育て論は、ぜひ本書で読んで頂きたい。

ビリギャルは単なるシンデレラストーリーではなく、色んな苦労や失敗を重ね、それでも折れずに前を向いた人達のストーリーでもあった。

学年でビリだったギャルが、1年で偏差値を40あげて日本でトップの私立大学、慶應大学に現役で合格した話

(文:STORYS.JP編集部・阿部仁美)