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「どんな大企業も、一人のストーリーから始まった。」起業家だってただの人です。苦しくて辛くて、家族が大好きで。

2015年03月20日 00時38分 JST | 更新 2015年05月19日 18時12分 JST
Jon Feingersh via Getty Images
Businesswoman pulling chain on light bulb illustration

日本には400万を超える企業があります。どの会社も、遡れば、一人の物語から始まりました。

創業者の想い。

なぜ会社を起こしたのか?なぜ頑張れるのか?

起業家と呼ばれる人達には、それぞれ一人一人にストーリーがあります。

3月に就職活動が解禁し、多くの就活生が会社を知り、惹かれ時には失望します。

どんな会社であっても、そこで働く人は皆私たちと同じ一人の人間です。

悩みがあり、辛いことも逃げ出したくなることもあるでしょう。

会社という枠では見えてこないもの。

就職氷河期、就活失敗による自殺、はびこるブラック企業という言葉、鬱病。

個人が覆い隠され、大きな枠ばかりで語られる社会がいまだあります。

伝わらない想い、伝わってこないもどかしさが今の日本には溢れているのかもしれません。

ここで、STORYS.JPに以前投稿され、多くの反響を呼んだ一人の起業家のストーリーを紹介します。

彼は、給料の良い大企業をやめ、米国で起業することを決意しました。

そんな一人の人間が語る、「家族」のお話。

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僕が起業できたのは、家族の支えがあったからです。

「俺、いつかアメリカで起業しようと思ってる」

僕が最初に奥さんにその話をしたときは、3年前くらいでたしか結婚する前だったと思います。

そのとき、

「いいね!じゃあ私は何をしようかな?」

と言って、盛り上がってくれました。

2度目に話したのは、昨年の春でした。

「退職して、アメリカに行きたいと思ってる。」

その時は、まだ子供ができる前でした。

「そっか!応援してる」

と即答してくれました。

3度目に話したのは、ちょうど昨年の今頃で子供ができたということが分かった後です。

「やっぱり世界に挑戦したい」

というと

「わかりました。これから子供も生まれるから、食うのには困らないようにしてね。あとは子供と一緒に応援します。」

と妊婦の時にこれまでと変わらずに即答してくれました。

で、奥さんのご両親も凄い。

「実は、退職して起業しようと思います」

「あら!そう。応援するから頑張ってね!けんちゃんは何かやると思ってたのよ」

「はあ・・・」

で、うちの親に関しては、

「実は、退職して起業しようと思ってるんだ」

「どこで?」

「・・・米国で」

「あら、それは大変ね。子供生まれるんだからしっかりやってね」

「・・・」

何と言うか、凄く恵まれてるなーと思いました。

普通あんまり応援されないし、普通反対されると思うんです。

だって、少なくともお給料沢山もらえる仕事を辞めて、子供生まれることがわかってて、何のアテがあるわけでもなく会社を、しかも米国ではじめる。

ビザはない。

金もそんなない。

英語にいたっては、ヘタクソすぎて泣ける。

それでも、僕の性格や夢を良く理解してくれているから内心ハラハラしてても、一緒にハラハラしてくれるという周囲にも覚悟がある。

何にも話してなかったけど、よく理解してもらってるってことだと思います。

僕が頑張るバックにはこれだけの支えがあるのです。

皆さん誤解してますが、凄いのは僕じゃない。

僕のバックが凄いんです。

で、スタートアップで世界に何か新しい価値を創造しようという人の周りにも当然家族がいるわけです。

で、当の本人だけじゃない。

家族も一緒に戦っていると僕は思うんです。

先週、僕の会社にジョインしてくれたメンバーに子供が生まれました。

入社される前に、ご本人と奥さんと一緒にランチをさせていただいていたので、勝手に感情移入してまして、喜びもひとしおでした。

入社を決める前に、やっぱりご家族が心配されるということは普通のことだと思います。

特にこれから子供が生まれるのに、いきなりスタートアップですから心配されるのも当然です。

僕の方から、一緒にご飯行きましょう!とお誘いしました。

「僕の事を知ってもらって、それで判断してもらえばいいです。」

と話をしました。

ちょうど、僕も子供が生まれたばっかで子供の話で盛り上がりました。

たぶんきっと、不安や心配はあったと思うんですが、無事に入社してくれることになりました。

家族に応援してもらえるスタートアップでありたいという想いが僕には強くあります。

なぜなら、僕自身がそれでとても勇気づけられているからです。

本人だけじゃなくて、その家族もスタートアップで戦っているんです。

僕らは、現在7名の小さなスタートアップですが、そのうち5人が家族がいて子持ちというメンバー構成です。

僕は、メンバーのことはもちろん、その家族に支えてもらっているということをいつも忘れないようにしたいと思ってます。

スタートアップは、いわば子供です。

誕生した瞬間から、多くの人に支えられて成長していきます。

もちろん、思うようにはいきません。

むしろ、思い通りにならないことの方が普通です。

子育てとスタートアップには沢山の共通点がありますが、大事な事はスタートアップは育てられる側だということです。

色んな人の力を借りて、成長していくのです。

今日、子供と一緒に遊んでいたら、一生懸命に身体を前に動かす姿を見て

「ああ、俺もこの子と一緒だ」

と思いました。

全然上手くいかないんだけど、手足をジタバタしながら前に進もうとする子供とスタートアップで奮闘する自分は端から見れば一緒です。

支えてくれる人がいるから、頑張れる。

仲間が少しずつ増えてきた今、もっとジタバタして前に進みたいと思ってる。

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"スタートアップは、いわば子供です。

誕生した瞬間から、多くの人に支えられて成長していきます。"

支えてくれる人がいるから、頑張れる。

どんなにすごい人でも、たとえ気づいていなくても、皆が、そんな当たり前だけど大切なことのおかげで前を向いていられるのかもしれません。

自分の心に素直になり、語った彼の言葉は、起業家=すごい人という枠を越え、多くの人の心に響きました。

どの会社も、遡れば、一人の物語から始まりました。

普段語られる機会のない言葉、公には伝わらない等身大の「人」のストーリーが、人を動かす。

STORYS.JPは、ストーリーを通して、企業や起業家の方たちの、「自分たちの想いを伝える」活動を応援しています。

会社を知ってもらいたい時、

誰かに想い伝えたい時、

あなたは何を語りますか?

「自分たちの想いを伝える」ストーリープロモーション

紹介ストーリー「スタートアップを支える家族」

STORYS.JPに集まる起業家のストーリー

(ストーリー紹介:STORYS.JP編集部 川延幸紀)