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【首長族の家に泊まってみた】首長族の"今"を見た2日間で感じた、彼らの生きる力

2016年02月22日 01時48分 JST | 更新 2017年02月18日 19時12分 JST

首長族と呼ばれている民族をご存知だろうか。

カヤン族とも呼ばれる彼らは、ビルマ(現:ミャンマー)から戦火を逃れてきた難民であり、現在はミャンマーのシャン州・カヤー州、そしてタイのチェンマイ・メーホンソン・チェンラーイに居住している。

難民である彼らの収入源は「観光」。

人を見世物にすることから、「人間動物園」という批判もあがっている。

首長族といっても、首が長いのは女性だけであり、首に真鍮のリングを纏い、そのリングの重さで肩が下がることにより首が長く見えるので、体の構造や骨格は私達となんら変わりが無い。

一時期はメディアにも多く取り上げられたので、実際に観光に行った人も少なくないかもしれない。

人生の物語を投稿するサイト『STORYS.JP』にも首長族に会いに行ったストーリーが投稿されている。

そのストーリーを踏まえ、首長族について記事をまとめた。

■なぜ女性だけが首に真鍮を纏うのか

元々は"満月の水曜日"に産まれた女の子にだけ施されていた。

その日に誕生した子がなぜか虎に襲われてしまうことが多かったため、狙われやすい首を守るために金属を巻いたのだという。

それがいつしか全ての女性に施されるようになった。

少数民族にとって、民族の純潔を守ることは大きな課題であり、

首に目立つリングをつけることで他民族と恋に落ちることもできず、村から逃げてもすぐに見つかってしまうため

逃亡を防ぐ目的で全ての女性が首にリングをつけるようになったといわれている。

現代では首のリングを強制されることはないというが、部族に伝わる風習として当然のようにリングを首に巻くという。

首長族の女性は、5歳くらいになると首にリングをはめる。

このリングは1本の真鍮でできたコイル状の輪で、寝るときもそのリングを外すことはなく、24時間つけたままでの生活だ。

彼女らは身体の成長に合わせ、より長い真鍮に取り換えリングの数を増やしていく。

首長族では、このリングの数、つまり"首の長さ"が美しさの指標になっているという。

人生の実体験を語るサイト『STORYS.JP』に投稿された首長族の家に宿泊するストーリーを紹介しよう。

■首長族の家に泊まってみたら実際は○○だった

タイ北西部にあるメーホンソンに行ってきました。目的は『首長族の人達と出会うこと』

メーホンソンはタイの北西部にあり、ミャンマーの国境と接している地域です。

チェンマイからバスターミナルよりバンで約6時間かけて到着(酔い止め必須)。

中心部の湖の周辺は少し人はいるが、メーホンソーンは本当のど田舎!

歩いて5分もしないうちに人通りが少なくなり、田んぼだけの風景になっていくような場所です。

そんなところでもやはり有名な観光地であり、wifiのあるゲストハウスはちゃんと存在しています。

私達は中心地から1番近い集落へ行くことに。メーホンソンには集落が3カ所あります。

車で30~40分かけて行きます。ほとんどの方が、ツアーで行きますが、バイクでも自力でいけます。

集落の一角に首長族の人達がいました。

一人一人お店を持っており、それぞれに商売をしてしています。しかし、商売をしてるのは女性だけ!

男は暇を持て余して居ます。。(難民で働けない事情があるそうで)

首長族の村は数年前テレビや新聞などで報道されて、観光地として話題になりましたが、近年は観光客が減少傾向であるそうですね。写真を撮るにも、そこにある商品を買うのは鉄則です。

ここからが本題!ここで直接泊まれるかお願いすることにしました。

交渉をしていく中で、マチャさんという方のお家へ泊まることができました!

彼らのお宅にお邪魔しましたが、自分が思っている以上に質素な家ではなく、タイの田舎にしてはむしろ掃除が行き届いた綺麗なお家でした。そしてテレビがあることに驚きましたね。

彼らは普通に生活しており、子供達も写真がぶれる程に元気です。(笑)

お米は支給をされているそうです。料理も3食いただきました。野菜も新鮮で、味付けも辛くなく優しい味で、

日本人の舌に合う、めちゃくちゃ美味しい料理でしたね!!

2日間関わってみて、私たちと環境や難民という立場は違いますが、日本の家族のなんの変わりのない家族像や温かさがマチャさんの家や学校からは感じられました。

私が彼らに会う前は政府に虐げられていて、ひどい生活を強いられて、中々入り込みずらいと思い込んでいましたが、とても力強く生きている人間模様がしっかりと見れてとても良かったです。

抗えない環境の中での生きてきた彼らから『生きる生命力』をヒシヒシと感じられました。

(紹介記事=STORYS.JPライター・石井健夫)

■関連リンク

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