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早稲田出て入ったIT企業の正体は風俗店だった... 『早稲田出ててもバカはバカ』三万人が涙した感動の実話

2015年04月25日 15時20分 JST | 更新 2015年06月24日 18時12分 JST

有名大学を卒業し、大手優良企業へ就職。多くの人が憧れる、勝ち組と呼ばれるようなレールがある。

しかしそんな順風満帆な人生を歩んでいる人は、ほんの一握り。多くの人が、様々な環境、境遇に時に苦しみ、挫折しながら生きている現代社会。

それでも、恵まれた家庭で育ち、しっかりと学ぶ環境を与えられてた人がほとんどではないだろうか?

しかし世の中には、そんな私たちが当たり前のように与えられてきた環境さえなく、どん底のような経験、境遇を抱えて生きている人がいる。

以前、STORYS.JPに投稿され、多くの反響を呼んだ、或る男性のストーリーがあった。

彼はそのストーリーを遺言と称し、自身の辿ってきた半生を、余す所なく書き綴った。それは衝撃的で、とても実名を出す事はできないようなことまで、全てが記されていた。

劣悪な家庭環境、ブラック企業への転職、薬物中毒、そして3.11での被災・・・

傷つき打ちのめされながら、はい上がる男の半生。

魂の叫びとも言えるこのストーリーは、多くの人の心をつかみ、感動を呼んだ。そして先日、この物語が電子書籍として発売されるに至った。

現代社会の闇の中で、あがき続けた一人の男性に、ついに光があてられる。

彼が電子書籍という形を選んだのには、理由があった。

「電子書籍って難しそう・・・面倒臭い」

「専用機器を持っていない」

「紙の本の方が読みやすい」

そんな感覚がいまだ根強い電子書籍への社会通念を覆すこと。

今では誰でも持っているスマートフォンさえあれば、

電子書籍専用端末を持っていなくても、簡単にダウンロードでき、スマホで読める。

作家や出版社でなくても、自分の物語、想いをたくさんの人に届けることが出来る電子書籍の将来性に大きな可能性を感じたからであった。

ここで、気になる本書のあらすじを紹介したい。

ーーーーー

その男性は、恵まれているとはとても言えない劣悪な家庭環境で生まれた。

「お前は好きで生まれてきた子じゃない」

実の母親に、口癖のようにそう言われて育った。

刑務所帰り、酒と暴力に溺れる父親と、カネを無心することしか頭にない母親。

自暴自棄になりかけた当時10代の彼は、いよいよ精神的に追い詰められ、両親の殺害まで本気で考え出していた。

そこに突然訪れた転機、父がアルコール中毒で急逝したのだった。

「死んでくれてホッとした」

葬式に集まった親戚の誰もが口をそろえてそう言う。

何より彼が一番ホッとした。ブラック家庭での戦争が終ったのだ。

三流高校を卒業し、フリーターとなりアルバイト生計を立てつつ進路を模索しながら、人生で初めて手にした自由の喜びを噛み締めていた彼は、ある一冊の本と出会い、早稲田を目指すこととなる。

「これからは自分の力で、誰にも邪魔されず、人生を切り拓くんだ」

(人生を変えるには早稲田に入るしかない!)

失うものは何もない。年若く、安直で短絡的な思考に固執し、洗脳状態とも言える精神で、一心不乱に早稲田を目指した。

早稲田を出れば、すべてが上手くいくはず...。彼はそう信じていた。

その後早稲田に見事合格し、キャンパスライフを謳歌した後、ついに始まった社会人生活。

(これから楽しい社会人生活が待ってるに違いない!)

彼が早稲田を出て入ったIT企業。しかし、その正体は風俗店だった...。

「唐突だけどさ、八百屋と風俗店の商売って同じようなものだと思わない?」

入社初日彼が聞かされた、自称IT企業社長の言葉である。

「キレイなお店にキレイな商品が並んでいて、優秀なスタッフが優れたサービスを提供してお客さんに喜んでもらう。商品が野菜かオンナの子か、それだけの違いだろう?」

「実はね、ウチの創業ビジネスはオンナ商売、キャバクラ、風俗なんだ。そこで成功してこの●●の地でNO.1の地位を築き、資金を飲食店、AV、アダルトサイト、そしてこのWEBの会社に投入して多角経営を展開し、成功を収めている」

「パチンコ屋のマルハンが何故あそこまで社会的地位を築き、成長したか知ってるか? 今のオレと同じように世間から〝いかがわしい商売〟と白い目で見られがちな風潮を変え ようと、早稲田をはじめとする一流大学の学生を死にもの狂いで獲得してきたからなんだ。そうやって入った学生たちは今や幹部となって同世代と比べ物にならない高い報酬を得て、いい暮らしを実現してる。本気で世の中を変えるってそういうことなんだよ!」

たたみかける社長の論法にハマリ、説得力を感じ始めてしまった彼は、完落ちすることとなる。

裏社会の実態、風俗、AV、クスリ、恐喝、ヤクザ。

私たちにとっての非日常が日常となり、どんどん精神が浸食されていく姿に、恐ろしいながらもまるで映画を見ているかのような高揚感を感じてしまう物語がそこにはある。

その後も度重なる転職を経験するが、そのどれもが過酷。修羅場。

「オマエに人格はない。数字が人格だ。」と称する不動産会社。

表向きは「WEBコンサル」を謳う、過激で強力な営業会社。

弱肉強食の世界で、時に成功し、時に打ちのめされながら、その身1つで人生を切り拓いていく男性。

しかし、どこまでいっても先が見えない。

(生まれ育った家庭とは180度違う円満な家庭を築きたい・・・)

(フツーの会社で働きたい。地味でもいいから穏やかな日々を送りたい・・・)

人生に疲れ果てていた彼はついに、奇跡的な縁から、子供の頃からTVCMなどで名前を知っている、世界的に名の知れた大手優良企業へと入社することとなる。

(ようやく普通の暮らしができる...)

そう思っていた時だった。

当時彼が住んでいたのは仙台。

2011年のことだった。

やっと手にした人並みの幸せを味わう中、3.11を迎えた。

ーーーーー

今まで見た事もない物語と、私たち人間が持つ決して変わらない大切なもの。

本書には、人生の苦しさ、はかなさ、孤独、そして喜びの全てが詰まっている。

そして、発売から数日で寄せられたレビューの数々。

映画みたいな壮絶な人生の中でもがき苦しみながらも、

生き抜く知恵を学んで這い上がっていく円山さんのメッセージには、

心にずっしりと響く重みがあります。

人生はお金でも学歴でも肩書きでもなくて、

自分にとって本当に大切なことは何か、本当に守りたいものは何なのか、

あらためて自分に置き換えて考えさせられました。

"本で泣いたのは久々です。"

"著者の円山さんのいろんな業界での営業場面場面での

それぞれのセールストークが秀逸です。営業のヒントにもなります。"

"テレビ業界、風俗業界や不動産業界、ヘッドハンティングなど、

ご経験されたいろんな業界の知られざる裏話には衝撃の連続。

ハチャメチャな人生でありながらも、どこか誠実な視点は興味深く、

ご家族への愛情にもほろっとさせられました。

そんな生身の人間の体温が感じられる作品。"

"あまりにリアルな描写でこれは実際に経験した人ではないと絶対に書けない内容だと思います。"

"他の人が書いてるけどこれは映画化して欲しい。絶対、ヒットすると思う。"

"『人生とは』を考えさせられた本です。"

家族とは?

肩書きとは?

人を許すとは?

「早稲田出ててもバカはバカ」

彼が本書のタイトルに込めた想いには、確かな愛があった。

一人の男性が綴る、「胸をはって生きる」ということ。

電子書籍という新しい本の形にのせて、日本中の人の手へ。

『早稲田出ててもバカはバカ』書籍情報

筆者が綴る、電子書籍への想い

(文:STORYS.JP編集部・川延幸紀)