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受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話

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どんなリスクを背負っても、どんな手段を使っても、絶対に今の自分を変えないといけない。僕は、最後まで自分の人生の価値を信じ抜くことにしました。

18歳で日本の高校を卒業するまで、海外に行ったことはおろか、英語を一言すら喋ったこともなかった男性。
受験には失敗し、浪人。その後、ふとしたきっかけから渡英を決意し、様々な道のりを経てイギリスの名門ケンブリッジ大学合格に至るまでの物語。

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話

両親の離婚、転校といった過去の影響で、子どものころから根っからの人間不信だった筆者は、高校時代はほぼ人と会話をせず過ごしてきたという。
高校3年となり部活を引退するも、勉強なんて全くやる気もおきない。
ただ何もせずじっとしているのも辛いと彼が無謀にも立てた目標が現役東大合格。
当初こそ死に物狂いで勉強に励んでいたが、ある日突然何も手につかなくなる。

なぜ勉強しているのかが分からなくなってしまった。

東大に入ったところで、一流企業に就職したところで、出世して大きな収入と社会的地位を手に入れたところで、それが一体何になるというのか?  

僕は有体な世間的価値観に疑問を抱き、自分の人生の意味や将来の生き方について、真剣に悩んでいました。そしてそんな考えが自分の根底にあり、「やる気モード」の自分を根っから崩していったのです。

結果あえなく不合格。「浪人」という道に進むことになる彼。
4月から予備校に通うも、勉強にやる気はおきず、次第に家に引きこもるようになってしまう。

1枚のポスターとの出会い

-英国語学留学-

「留学」  - 当時の彼には、あまりに新鮮すぎる言葉。

直観的に、「これは行くしかない」と思いました。自分の人生を、何としても切り開いていかなければならないと。

親を何度も説得し、申込をすませ、着々と留学準備を進めながら、
「そのまま向こうの大学に行くことはできないか?」
思いついた時には調べていた。
イギリスの大学で聞いたことがあるのは「ケンブリッジ」
当然のことながら、留学してすぐ本場の名門大学に入れるわけもないことを知った彼は、大学の前の学校、すなわちイギリスの大学入試にそなえる外国人学校への入学を決意する。

外国人学校に2年。その後大学で3年。計5年で、総費用はかなりの額になる。

当然のごとく父親に猛反対される彼が、父親の目の前で涙を流し発した言葉

" このままじゃ、生きてる意味が分からないんだ・・・"

イギリスへ。目標はケンブリッジ大学への合格

生半可な決断ではありません。しかし僕は、最後まで自分の人生の価値を信じ抜くことにしました。

そこから彼の挑戦、大きな試練が始まった。

渡英までの一か月の猛勉強。自信を胸に入学した彼に突き付けられた言語の壁。
クラスの皆が何を言っているのか全く聞き取れない。
そこは彼が想像していたものとあらゆる面で次元が違う場所だった。


初めての会話クラスの授業は「メディアの○○について、△△を考えて、自分の意見を3分で発表しよう!」というもの(当時の彼のリスニング力では、先生のお題を理解することすらできなかった)。

自分の番が近づくにつれ、緊張で心臓の鼓動が破裂しそうになる。冷汗が止まらない。何も理解できない惨めさと恥ずかしさで、教室から逃げ出したい気持ちで一杯だった。

果たして自分の番が来たとき、彼はどうすることもできず、ただ他の全員に謝り続けた。

" 「ごめんなさい、みんなが何を言っているのか、さっぱり分かりません。今何をしているのかさえ、リスニングができないから、全く分からないです。ごめんなさい・・・。」 "

クラスが終わり、僕は完全に心がへし折られていました。茫然として、立ち上がることすらできません。
僕はクラスの先生に、「下のレベルのクラスに行きたい」と嘆願しました。そんな事を言わなければいけないのが、惨めで悔しくってたまりません。それでも、涙がこぼれるのを必死でこらえて、先生にお願いをしました。「このクラスでやっていくのは、到底無理だ・・・」


悔しさ、無念、恥ずかしさ、挫折。全てをさらけ出した彼に対し、先生の口から出た言葉。

" 「You should stay in this class! 」(キミはこのクラスに居続けるべきだよ!) "

" 「努力を続ければ、きっといつかできるようになる」 "

躊躇無く、満面の笑みで。それは、なんということはない、一人の純粋な青年への励ましの言葉だった。

先生の言葉を胸に

その日から死に物狂いであらゆる英語学習に励み、一か月後には日常会話は一通りペラペラにしゃべれるようになり、本格的な受験対策へと走り出す。

ケンブリッジの難易度の高い試験問題、形式、面接の内容等すみずみまで細かく紹介し、どう対策し、どう学習し、どう切り開いていったか。その全てがストーリーに綴られている。

「自分の可能性を信じ続ける」

何度もくじけそうになった彼を最後まで支えたのは、日本を旅立つ時に心に誓った自分との約束だった。

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話

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