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療育開始(こもたろ3歳)―『息子は自閉症。ママのイラスト日記』

2014年11月30日 02時26分 JST | 更新 2015年01月27日 19時12分 JST

現在、こもたろは6歳になりました。これは、療育を開始した当時(3歳)を思い出して書いています。

こもたろの発達障害がわかってから、すぐに手続きをして通いだした療育園。療育園とは、知的障害や肢体不自由など障害のある子どもが、社会的自立生活を目指し、医療的な保育を受けられる施設で、主な内容として、理学療法・作業療法・言語視覚療法などがあります。(受けられる内容は地域や施設によって様々です)

ここでも私は驚愕しました。同じように、発達に不安のある子たちが通っているはずなのに我が子だけ全然違う。

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一番痛感したのは状況の理解のなさ。「公園遊びに行く」――これだけのことなのに、こもたろはそれが理解できずパニックになっていました。公園へ行くには、教室を出て廊下を渡り、先にある玄関まで靴を取りに行き、また教室に戻って、教室の大窓から外に出て行きます。こもたろは絵カード(言葉でのコミュニケーションが難しい人に、写真やイラストを使用して意思疎通を計るもの。これを視覚支援といいます)を使っても、絵と実際の物とのマッチングが出来ません。「靴を取りに行く」と靴の写真を見せても、それが「靴を意味する」ということに繋がりません。

どうしてだろう。どうしてこの子は、事あるごとに泣き叫ぶのだろう。クラスのお友だちは、誘導のまま教室を出ていく。でも我が子は、

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ひとり泣き叫びながら額を床に打ち続けました(自傷行為)。パニックに一度火がつくと、手に負えません。ずっと泣き叫び続け、結局外に出られなかった・・・という日もありました。

言葉が通じない。絵カードも通じない。...こちらの意思を伝える方法がない。

家に帰っても、我が家は安堵の場とはなりませんでした。その日に消化しきれなかった問題は、彼の脳裏にこびりつき、時折思い出したかのように泣き叫ぶ日々。でもその原因が何なのか、こもたろは伝える術がありません。私も、それを読み取る術を知りませんでした。

自宅でのパニックの様子は、今思い返せばそれは壮絶で、額を床に打ち付ける、ジャンプしてヒザで着地する、手当たり次第にものを投げる。それを1時間~2時間、休みなく延々と、

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毎日、これを数回繰り返します。幼児が泣き叫ぶ中、ドンドンと床に何かを打ち付ける音、物を投げる音。外から聞いたら虐待を疑われても仕方がないものです。いつ警察に、児童相談所に通報されるのではないかと毎日ヒヤヒヤしていました。こもたろは自分で自分を傷つけるので、額や足には痣だらけ。違うと言っても信じてもらえるだろうか。もし私が連れて行かれたら、この子はどうなってしまうのだろう。

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そんなことまで考えてしまう程に、私は疲れていたのだと思います。今だったら、自信満々に説明している位なのですけどね。当時は、そんな余裕は、あまりなかったと記憶しています。

~続く。

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