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つらかった睡眠障害-『息子は自閉症。ママのイラスト日記』(28)

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寒くなってきました。毎年、この時期になると思い出すことがあります。それは、こもたろの睡眠障害。

こもたろは赤ちゃんのころはよく寝る子でしたが、大きくなるにつれ、だんだん眠らなくなってきました。2歳になった辺りには、私たちが心配するほど眠らなくて、特に寒くなる秋から冬にかけての時期はそれがひどくなりました。

夜中になるにつれ、ハイテンションになり、「ちょっと寝たかな?」と思ってもすぐ起きて、今になってみると、あれは夜驚症(深い眠りについたときに突然起き出して、激しい恐怖感から泣き叫んだり、パニックをおこしたりする症状)だったなぁと思います。夜泣きなんて可愛いものではなく、突然起きて大パニックを起こします。

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泣いて、暴れて、叫んで。こんなことが日常茶飯事。この時期は多くてもトータル2時間くらいの睡眠だったでしょうか。

放っておけば、私は寝ることもできたのですが、相手は2歳児なのでそれもできず、結果、ずっと付き合っていました。一日二日、寝ないのとはわけが違います。いつまで続くかわからない睡眠不足。

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ある日、見かねた療育園の先生が「お母さん、しんどかったら、療育園での活動中、ここの仮眠室で休んでてもいいのよ」と声をかけてくださいました。

きっと私の顔色が悪く、ボーっとしていたからでしょう。「仮眠室...2~3時間は寝ることができそう...。いいなぁ、休みたいなぁ」。すごくありがたい提案で、できることならそうしたかったのですが、私はとっさに、「いえ、大丈夫です」と言ってしまいました。

あの時は毎日張り詰めていて、ちょっと気を緩めたらガタガタっと身体が、精神が、崩れてしまうような気がしていました。

そして「他のお母さんも頑張ってるのに、自分だけ甘えるわけには...」という気持ちもあって、なかなか、そういった救いの言葉に「助かります。お願いします」とは言えない精神状態でした。

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今になってみると「誰もそんなことで非難しないのに。甘えていればよかった」と思えるのですが、あの時の自分はとにかく今ある状況をどう乗り越えるか、また、乗り越えなくてはいけない、という思いしか頭にありませんでした。

人は大変なときほど、苦しいときほど、余計に頑張ってしまいがちな気がします。

壊れてしまう前に、とりかえしのつかなくなる前に、誰かに相談してください。頼れる人のところへ、頼れる機関へ、行ってください。

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ちょっとひと休みすることも、とても大事なことだと思うのです。どうか頑張りすぎないで。

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