日本vsドイツの沐浴問題-夫はゲルマン人(18)-

長男はドイツで赤子育児をしていたので次男とはいろいろと違う部分があります。例えば…

こんにちは、または初めまして、とりあえずビールと申します。

ゲルマン人の夫との生活などについて書いております。現在は夫と二人の息子と共に日本に住んでおります。

次男は東京生まれですが、長男は妊娠中期から生後1歳過ぎまでドイツでした。長男はドイツで赤子育児をしていたので次男とはいろいろと違う部分があります。

例えばお風呂!

なんとドイツ、入浴は週一回。生後六カ月までは、と聞いてたのですが生後七ヶ月の時も週一でOKと病院で言われました。風呂文化の国の人として、にわかに信じがたかったのですが...小児科医に聞いても、助産師さんに聞いても、ママ友に聞いても週一。それ以外は濡れたタオルで体を拭いてあげます。どうやら水質や気候が関係しているそうです。

このように、赤子が寒くないようセントラルヒーティングのラジエーターの前にバスタオルを敷いて毎日体を拭いていたのですが...

限界はあるときやって来たのです。

赤ちゃんの指を開かせるのはなかなか至難の業なのです。まーでも赤ちゃんって特に何も触ってないし、そんな神経質にゴシゴシ拭かなくてもいっかーなどと油断してました。あるとき気付いたら人体から発せられてはいけないニオイが赤子のこぶしから...。

普段口にしてるのは母乳のみなのでまあ牛乳に近いっちゃあ近いのでしょうか。その母乳を飲んだ口で拳をなめなめしてるので、数日きちんと拭かれてないと不衛生極まりないですよね...。

ちなみに、この一件で「牛乳を拭いた雑巾」という表現を覚えたゲルマンさんなのでした。

こんなこともあり、やはりさすがに週一はキツイ!赤子をさっぱりと洗いあげたい!ということで我が家は週二で入れることにしました。12月生まれで汗をかく機会も少なく、確かにドイツは乾燥してるので週二回でもどうにかなりました。赤子のお肌が、ではなく私の気持ちが、ですが。

しかも生後5ヶ月近くなるまでキッチンのテーブルにベビーバスを置いて入れてました。

新生児なんて片手で支えられるくらい小さいし手足もあまり動かさないしでさほど苦労はありませんが、四ヶ月にもなると手足を豪快に動かせるのでそこらじゅうが水浸し。

ベビーバスの壁をドシドシ蹴るもんだから頭をぶつけそうになるし、お腹にかけてるガーゼも自分で取っちゃうしでいろいろと無理が出てきます。一番無理が出てきてたのは私の腕力なのですが。左手のみでデリケートな、しかし自由奔放に動く生き物の頭を支えてるのは地味に筋肉を使います。

そこへきて八キロ超えの暴れる肉塊を持ちあげる...腕プルプル...上がり湯担当のゲルマンさんを待つ数秒がなんと長く感じられたことか...。しかものんびりやって来るんですわこれが。

私の腕が限界に達してからは、ベビーバスを卒業し一緒にお風呂に入ってました。試行錯誤した結果、まず母が一人で浴槽に入り体を洗う→湯を張る→夫に裸の赤子を連れてきてもらう→赤子を洗う→栓を抜き湯を流す→上がり湯(シャワー)→夫が赤子を引き上げ体を拭き服を着せる、という手順だったと思います。

日本で生まれた第二子は一ヶ月検診で大人と同じお風呂に入れられますよ~と言われてから一緒に入浴して、洗い場で毎日赤子をのびのびと洗ってます。

洗い場って良いですね!!

マンガ版もあります!「ゲルマン日和」最新話はすくすくパラダイスぷらすへGO!

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