子持ちのシングルファザーとの切ない恋愛事情-ステップファミリー(再婚家庭)の継母奮闘記(1)-

未婚の女性とお付き合いしている世のシングルファザーの方達には、優しく受け止めて、彼女を大事にしてほしいなぁと思います。
すくすくパラダイスぷらす

初めまして。初婚で子持ちのシングルファザーと結婚し、二児の継母となったネコおやじと申します。

まさか自分が、子持ちの男性と結婚し、二児を育てることになるとは夢にも思っておりませんでした。

相手は自分より約一回りも年上で、結婚や子育ての経験があり、年齢的にもそれなりの役職に就いていて、やはり自分と同年代の遊びたい盛りの男性と比べると、いくら子持ちとはいえそれなりの包容力や魅力が彼にはありました。

しかし、そんな彼に惹かれる反面、恋愛期間中は切ない思いも多々ありました。

当時、彼の子供達はまだ幼く、仕事で忙しい彼に代わって彼のお父様が子供達のお世話をしていたようでした。

私もフルタイムで仕事をしていた為、彼と会える時間はごく限られたわずかな間だけ。

やはり平日は仕事で忙しくしている分、土日やイベント日は子供優先になるので、幾度か寂しい思いをしました。

幼い子を持つシングルファザーとの恋愛あるあるですね。

とくにクリスマス。

カップルは勿論のこと、子供にとっても大切な日。

街はきらびやかなツリーやイルミネーションが立ち並び、沢山のカップルが楽しそうにデートをしている中、私はというと......

行きつけの飲み屋で、常連のおっさん達と飲んだくれていました。

普段、一人で飲みに行くようなことは滅多にないのですが、家で独りぼっちで過ごすのがおそらく辛すぎたんでしょうね。

気づけば行きつけの飲み屋にいました。

常連のおっさん達にちやほやしてもらって、それなりに寂しさを紛らわせることができたような気がします。わはは。

やはり何の壁もなさそうな幸せなカップルを見ると羨ましく思ったものです。

将来のことを考えても、自分は継母になる道を覚悟しなければならないという大きな不安。

何で私だけこんな辛い思いをしなければならないんだ...と。

でもそれは、子持ちの相手と付き合う上では仕方のないことで、自分はその男性を選んだわけですから。

普通の恋愛とは違い、我慢しなければならないことが多い、切ない恋愛。

それが幼い子を持つシングルファザーとの恋愛事情でした。

でも会いたくても会えない辛さは、きっと相手も同じ。

そう自分に言い聞かせながら、時には涙し、彼に辛く当たったりしてしまったものです。

しかし彼はそんな私を受け止め、私が寂しくないよう一生懸命だったので、私も彼と一緒になる決意ができ、こうして結婚に至ったわけです。

彼に罪はないし、子供にも罪はない。

誰にも罪はないのだけど、私にとっては行き場のない辛さや寂しさがあり、それを癒せるのは愛する彼だけ。

なので未婚の女性とお付き合いしている世のシングルファザーの方達には、彼女が抱えている辛さを「だって仕方のないことだろ...!?」なんて言わず、優しく受け止めて、彼女を大事にしてほしいなぁと思います。

そして幼い子を持つシングルファザーと恋愛中の女性には、寂しい思いをしているのは自分だけではなく、彼も同じ、ということを信じてほしいです。

ステファの葛藤と喜びをつづるマンガ版もあります!「我が家はステップファミリー」最新話はすくすくパラダイスぷらすへGO!