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絶景を見ても感動しなかった僕が、世界一周中に心を動かされた4つの瞬間

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世界一周をはじめてすぐににぼくは気が付きました。

「俺、観光地全然興味ねぇや!!」

これに気が付いた瞬間の焦り、危機感、のどの渇きをいまだに覚えています。というのも、当時の僕は「世界中で珍しいものを見てくること」が世界一周の醍醐味だと思っていたからです。

絶景に感動することもできない自分に焦りを感じて、全然興味ない観光地を回った期間もありました。

しかし、そんな期間を経て僕はまた気が付きました。

「別に観光地が好きじゃなくても、俺の旅はめちゃくちゃ感動的じゃねえか!」

というわけで今回はきれいな街並みにも観光地にもほとんど興味がない僕の感動した瞬間をお伝えします。

カンボジアで遺跡を走りまくる子どもを見たとき

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photo by shutterstock

「ラピュタのモデルになった遺跡があるらしいから見にいこうぜ!」

旅仲間に誘われて、僕は内心イヤイヤカンボジアの「ベンメリア遺跡」に向かいました。道中は憂鬱いっぱいで「ああ、遺跡なんてみてもどうせまた感動できないんだな。」と思っていました。

しかし、実際に遺跡に到着した瞬間に、今までの旅行では感じた事のないほどの衝撃が身体を突き抜けました。

なんと遺跡の屋根を現地の子供たちが走り回っていたのです!この遺跡は歴史的に重要なはずなのに、触れるのにすらためらうほど貴重なものなはずなのに!

でも、彼らにとってはそこが遺産だろうが遺跡だろうがどうでもいいのです。彼らにとってそこはただの楽しい遊び場。わくわくする冒険の舞台。

「世界一周とはこうでなければならない」と考えで凍り付いた僕の心を、貴重な遺跡すら遊び場に変えてしまう子供の柔らかい心は、実にやさしく、簡単に溶かしつくしてしまいました。

色んな人の反対を押し切って「やりたいことをやるんだ!」と世界一周に飛び出した僕でしたが、このときに本当の意味で「やりたいことをやる旅」が始まったようなきがします。

ドイツで日本人がぜんぜん来たことのない街にいったとき

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photo by shutterstock

タイでたまたま出会ったドイツ人の友人から、突然「なぁ、お前いつ来るの?」とメールが舞い込みました。

そこで僕は、迷わず「じゃあ、来週。」と返信。彼は冗談のつもりだったようですが、冗談じゃない!こっちはもう会いたくなってんだ!と、僕はすぐにハンブルク行きのチケットを手配しました。

彼の住む町はハンブルクから電車で3時間ほどのところにある「ヘンモール」という街。インターネットで検索しても日本語の情報が全然でないようなマイナーな街です。

駅に着くと、こじんまりとして清潔感のあふれる街並みが目の前に広がりました。それから数日の間、彼の家にホームステイをしたのですが、この街の人々はとても優しかった!

まったくドイツ語がしゃべれない僕に一生懸命英語で話してくれたり、毎夜パーティを開いてくれたり、バーベキューをしてくれたり...。とにかく毎日を楽しくすごさせてくれました。

小さな街にとって完全に異質な存在であった僕を受け入れてくれた優しさに心から感動しました。

グルジアで人間世界遺産と酒を飲んだとき

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photo by pixta

「グルジアに人間世界遺産と呼ばれる夫婦がいる。」という話を聞いて、僕はグルジア(現、ジョージア)に飛びました。

それまでグルジアなんて国は名前くらいしか知りませんでしたが、なんとなく、でも確実に面白そうな予感がしてたまらなかったことを覚えています。

人間世界遺産夫婦と呼ばれるスリコとメディコが営むゲストハウス「スリコの家」にたどりついたのは昼過ぎでした。

最初は愛想よく妻・メディコさんが僕をもたらしてくれましたが...妻の後ろに隠れてニコニコしているおじいちゃんからはすでに怪しいオーラが漂っていました。

この怪しいオーラの持ち主こそが宿の主であるスリコさん。昼間はとても優しく穏やかな人なのですが、夜になるとしてスーパー宴会マシーンに変身します!

歌いながら飲む!踊りながら飲む!宴会芸をしながら飲む!とにかくありとあらゆる技術を駆使して、食事を盛り上げてくれます。

とにかく楽しくて仕方ないという感じでお酒とパーティを楽しみます。

70を過ぎたおじいちゃんが妻に叱られながらもどこまでも楽しそうにはしゃぐ姿を見ていたら、なぜか悲しくもないのに涙がこぼれました。

帰国のチケットを予約した瞬間

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僕はモロッコに滞在していた時に帰国のチケットをとりました。「もう旅はこれでおしまい!」と強く決心してチケットをとりました。

旅中何度となく繰り返したインターネットでのチケット購入。

いつも通りの作業をたんたんとこなし、画面に映し出される「これで予約を確定していいですか?」という文章。なんの緊張感もなく押してしまったenterキー。

しかし、その瞬間に腹の底から叫び声が沸き上がってきました。

悲しいとも、うれしいとも、寂しいとも違う、「叫ばずにはいられない」という感情に襲われました。もう旅には満足していたはずなのに。

今でもあの瞬間を思い出すと腹の奥底にじんわりと波紋が広がるような不思議な感動をはっきりと思い出すことができます。

まとめ

僕は自分が旅をする以前、みんなが感動する景色を見れば自分も感動できるものだとなんとなく思い込んでいました。

しかし、それは大間違いでした。僕は絶景に対する感受性が低いのです。

でも、僕の旅には僕だけの感動がありました。世界の絶景にも負けない感動的な瞬間が何度もありました。

きっと自分だけの感動はだれにでもあるもの。世界に一歩踏み出して、自分だけの感動を探してみませんか?

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