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華麗にニューヨークを甦らせた!『 I ♡NY 』の誕生秘話

2014年05月17日 14時29分 JST | 更新 2014年07月14日 18時12分 JST

Loveの部分がハート型で表されている『I NY』のロゴは、どこかで見かけたことがあるでしょう。この有名なロゴを制作したのは、世界的に有名なグラフィック・デザイナー ミルトン・グレイザー氏(Milton Glaser)、1929年ニューヨーク市サウスブロンクスに生まれたハンガリー系アメリカ人です。New York Magazineの創刊者であり、ボブ・ディランのアルバムジャケットのデザインも有名です。

『I NY』は、どのようにして生まれたのか?

どん底にいた70年代のNY

1970年代のニューヨークは、ドラッグ、犯罪、売春による治安の悪化、大停電による強盗や暴動、最悪の社会状態でどん底にいました。観光客は激減、イメージを回復させるため、1977年NY州観光キャンペーンを行うことにしました。瀕死のNYは、甦る奇跡を求めていたのです。グレイザー氏はNYCを助けるため、デザインは無償で引き受けたとか。

当初彼がデザインしたロゴは別のものでした。ところが・・・

華麗にニューヨークを甦らせた!「I ♡NY 」の誕生秘話

I Love NY Campaign miltonglaser.com 

http://www.miltonglaser.com/the-work/81/new-york-state-i-love-ny-campaign/

イエローキャブの中で誕生した 『I NY』

数日後イエローキャブの中で、別のデザイン(現在のロゴ)がパッと閃いたのです。慌てて、封筒の切れ端に、赤いクレヨンで書き留めました。

「今思いついたものを、とにかく見てくれよ。この前のじゃなくて。今から行くから。」と言って、見せたデザインがこれです。

華麗にニューヨークを甦らせた!「I ♡NY 」の誕生秘話

オリジナルのスケッチ

The original taxi sketch, in the Museum of Modern Art archive, for the logo that obliterates Chinatown.

こうして、NYCを人気観光都市として甦らせた、奇跡のロゴが生まれました。

ロゴから、愛が生まれる

現在84歳の伝説的グラフィック・デザイナーは、語っています。

「ほとんどのデザインは、(消費者に)愛着を湧かせるためのものという理論を持っているよ」

NY Times記事より)

『I NY』は、LOVEをハート型にしたことで視覚的に強調され、より具体的にアピールしますよね。世界でもっとも真似されたロゴだと言われています。

万人に愛される『I NY』こそ、ミルトン・グレイザー氏の理論を実証するものと言えるでしょう。

華麗にニューヨークを甦らせた!「I ♡NY 」の誕生秘話

MiltonGlaserInc FacebookPage

青山 沙羅

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