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美しいオブジェに変身したウイルス「Glass Microbiology」

2014年09月30日 00時38分 JST | 更新 2014年11月29日 19時12分 JST

現在、世界中の人々を恐怖に陥れている「エボラ出血熱」。世界には、エボラを代表するような未知なるウイルスが沢山存在しますが、今でもその存在理由は明らかになっていません。そんな恐ろしくも不思議な"ウイルス"をモデルとしたガラス作品があることを知っていますか?

世界各国で展示されるウイルスの姿は、「近づくのが恐ろしい」と感じる程精密な物ばかり・・・。今回は、そんな不気味で美しいウイルスの世界を紹介します。

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世界を震撼させた、エボラウイルス ©luke jerram

あまりにも美しい、ウイルス達

HIVやSARSなど、人類を驚愕させたウイルス。そんなウイルス達をモデルにしたガラスアートを作っているのが、イギリスのルーク・ジェラム(Luke Jerram)氏です。「Glass Microbiology」と命名されたこのガラスアートはニューヨーク、ロンドン、上海など世界の美術館でコレクション、展示されています。

・大腸菌

食中毒で有名な大腸菌ですが、実は製薬にも使用されており、善にも悪にもなる存在です。

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©luke jerram

・T4バクテリオファージ

四角いタコのような不思議な形のバクテリオファージ。大腸菌同様、製薬に利用できないか研究が続けられています。

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©luke jerram

・HIV2型

免疫細胞に感染し、エイズを発祥させるHIVウイルス。変異スピードが早い為ワクチンの開発が難しいウイルスで、今でも世界中の人々を脅かし続けています。

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©luke jerram

・天然痘

不治の病として世界中で恐れられてきた天然痘は、かつて5億人もの死者を出した事もある恐ろしいウイルスのひとつです。

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©luke jerram

色のない本当のウイルスを作りたかった

ウイルスというと、鮮やかな色を想像する方も多いのではないでしょうか?しかし、実際のウイルスに色がなく、テレビや雑誌で使用される画像は着色加工された物がほとんどだそう。それに気づいたルーク・ジェラム氏は、より本物に近づけて作るためにガラスで製作を始め、「近づくのが恐ろしい程だ」と人々に言われるまでのクオリティーを実現したのです。

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マラリアアートワーク時のルーク・ジェラム氏 ©luke jerram

Glass Microbiologyは購入できる!

「Glass Microbiology」は実際に購入することができます。ガラスアートの価格は未定となっていますが、HIVウイルスのサテンプリント(40×40cm)の場合、200ポンド(約35,000円)。一風変わったインテリアとして、絶大な存在感を与えてくれるのは間違いなさそうです。

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限定版 HIVウイルスのサテンプリント ©luke jerram

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額に入れて飾ると、ウイルスとは気づかない程のアート作品に変身 ©luke jerram

彼の作品は、ガラスアートの精密さから、今では教材としても使用されています。未だに謎の多いウイルスですが、製薬にも使用されており、人間にとって必要不可欠な存在。彼に作られたウイルス達が醸し出す不気味さは、もしかするとこのウイルスの謎から生まれているのかもしれません。

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