今こそ、イギリスへ。魅力あふれるホテルを一挙ご紹介!

まさかの国民投票を終え、これから先のことはまったくわからない状態ですが、ロンドンは相変わらず世界屈指の高級ホテルに溢れ、イギリス郊外のカントリーハウスも健在。

欧州連合を抜けようと抜けまいと、この王国は、今日も一連帯。

まさかの国民投票を終え、これから先のことはまったくわからない状態ですが、ロンドンは相変わらず世界屈指の高級ホテルに溢れ、イギリス郊外のカントリーハウスも健在。スコットランドにはスタイリッシュな都会派ホテルと、立派なお城のホテルが共存しています。

せっかく英ポンドの価値が下がったんだから、近年なかなかなかったチャンスに飛び乗ってみても良いのでは?

知る人ぞ知るファームデール・グループといえば、「ハム・ヤード」「コヴェント・ガーデン」「ヘイマーケット」といった都会的でお洒落スポットから、タウンハウスを利用した「ドーセット・スクエア」や「ナイツブリッジ・ホテル」のような比較的閑静なものまで、高いセンスを光らせるホテルを数々打ち出してきたホテルグループ。

ここ「ナンバー・シックスティーン」は後者の一例。美しいビクトリア王朝式のテラスハウスの脇には、温室とガーデンが新設され、南ケンジントン地区のエレガントな夏を満喫するのにぴったり。

ロンドンの元祖高級ホテルといえば、もちろんここ、泣く子も黙る「ザ・サヴォイ」です。丁寧なリノベーションを経て、1899年来の高貴なスタイルはそのままに、現代人が求める最新アメニティを完備。

そして、館内レストラン、"サヴォイ・グリル"は、辛口キャラとして有名なセレブシェフ、ゴードン・ラムゼイ氏が指揮。今や世界屈指とされる熱いロンドンのグルメシーンを、上手に反映しています。

カフェ・ロワイヤルは、もともと有名レストランとして知られ、かつてはオスカー・ワイルドも頻繁に足を運んだ場所。客室は比較的最近になって増設されたものなんです。

とはいえ、今やロンドン屈指の高級ホテルとして知られるここは、上品なウェストエンド生活に欠かせない贅沢な複合施設として、リージェント・ストリートを訪れるハイソな人々の憩いの場となっています。

サム&ジョージー・ペアーマン夫妻のホスピタリティ・グループ、ラッキー・オニオンは、これまでグロスタシャーやコッツウォルズ周辺を拠点に、複数の高級ホテルやレストランを手がけてきました。

その中でも一番大きなプロジェクトとなったのが、チェルトナムの「ナンバー・131」。食事から客室、雰囲気まで、簡単に言ってしまうと、期待を超えるクオリティで提供してくれる、とっておきの一軒です。

ケンブリッジ大学の卒業生4人が手がけた「ザ・ヴァーシティ・ホテル&スパ」は、一面窓の超近代的な客室から、歴史溢れるケンブリッジの街並みがたっぷりと楽しめる、なんとも贅沢な場所。

足元にはマグダレン・カレッジ。セント・ジョーンズやトリニティ、ジーザスのキャンパスもすぐそば。当然ながら、平均的な学生の溜まり場より、格段と上質です。

活動初期のビートルズがよくライブをしていたというキャヴァーン・クラブからすぐのところにあるこのホテルは、(ファンなら当然お分かりの通り)この街を代表するバンドをテーマにしています。

ビートルズをテーマにした、なんていうと、下手すると子供だましの遊園地のようになってしまいそうですが、「ハード・デイズ・ナイト・ホテル」ではその心配はなし。ポートレートやバンドにまつわるファンアイテムはいたるところに取り入れつつ、リバプール屈指のモダンなデザイナーズホテルになっています。

「ジ・オールド・パーソネージ」は、"17世紀のデザイナーズホテル"を唄うユニークなホテル。でも、訪れてみると納得するはず。

考えてみれば、オックスフォードは、古すぎて創立年日も正確にはわからないという大学がある町。それに比べたら、オスカー・ワイルドが訪れたのはつい最近のことと言ってもいいはず。ホテルのゲストブックには、彼の署名がみられます。

イギリスのカントリーハウスを一軒だけ選ぶなんて、とっても難題だけれど、ここ「チュートン・グレン」は、その代表として名を挙げるにはぴったりでしょう。1079年に創設されたニュー・フォレストの境界にあり、その立地の素晴らしさは文句なし。

しかも歴史を感じさせる見事な家は、上手にアップデートされ、現代人も安心してくつろげる、非の打ち所ない高級感溢れる空間になっています。

さて、スコットランドの首都エジンバラでは、建築家マテオ・タンによる目を見張るほどモダンな「G&V ロイヤル・マイル・ホテル」が、世界遺産となっているこの街に、大胆な近代の息吹を吹き込んでいます。

その超コンテンポラリーな外観とカラフルな内観は、歴史あるロイヤルマイルの伝統的な姿に新鮮なコントラストを生み出し、この街の次なる一章を示唆しています。館内には、エジンバラとヨーロッパをつなぐヒントがたくさん飾られています・・・。

スコットランドならではの伝統を楽しみたいなら、1860年へと歴史を辿る「インバーロッキー・キャッスル」へ。息を呑むほど豪華絢爛なインテリアと、広々としていてとっても居心地良い客室は、時が流れてもその魅力が廃れることはありません。

世の中でなにが起きていようと、これから起きようと、ここでは取り立て大きな変化なく、ゆったり優雅に流れる時間が体験できそうです。