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【ロサンゼルス】近頃話題のダウンタウンを徹底ガイド

2014年03月26日 19時43分 JST | 更新 2014年05月26日 18時12分 JST

詩人ドロシー・パーカーにかつて「都会に辿り着けない72の郊外区域」と屈辱的な肩書きを冠されたロサンゼルス。でも、彼女はきっとダウンタウン・ロサンゼルスを散策しないまま、そう口にしたのでは。宙高く伸びる高層ビルと混沌とした問屋街の姿が、丘やヤシの木といったロサンゼルスらしいビジュアル要素と共存するこのエリア。近年になって、チャレンジャー精神を持った不動産開発家や、大きなインダストリアル・スペースに目をつけたクリエイターたちのおかげで、スタイリッシュな新世代のレストランやショップやホテルが次々と登場し、活性化が進んでいます。ダウンタウンを行き交う一歩通行の車道を流していると、間違いなく都会生活独特のエネルギーがジンジンと体に響いてくるはず。そう、そろそろ遂にロサンゼルスも心臓部を探り当てたようです。

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街のパノラマを見下ろす屋上バーと、きらびやかなスパニッシュ・ゴシック様式のコンサートホールを抱えて近日ここに登場したのは、近日Tabletに登場予定の「エース・ホテル(Ace Hotel)」。1927年に映画館として建造された、歴史あるユナイテッドアーティスト・ビル(United Artists Building)を改築して生まれたこのホテルは、早くもダウンタウンの新たなトレンド発信地となりつつあり、LAブロードウェイ劇場地区の再活性化が現実であることをはっきりと明示しています。隣にはご存知、人気北欧ブランド「アクネ(Acne)」、近くにはヘアサロン兼ストリートファッション・ショップの「ザ・ウェル(The Well)」、数軒先には米・グルメ誌『Bon Apétit』がベスト最新レストランとして名前を挙げた「アルマ(Alma)」が。

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シックなインダストリアル・スタイルは、近所のアーツ・ディストリクト(Arts District)にも通じる要素。晴れた土曜の午後は、アレクサンダー・ワンをまとった客層で賑わう「ハンサム・コーヒー・ロースターズ(Handsome Coffee Roasters)」を覗いて、ロサンゼルスのダウンタウン・シーンを盛り上げるクリエイターたちの様子を観察しましょう。スモーキーなコロンビア・エスプレッソで目を覚まし、「ゲリラ(Guerrilla)」で柔らかく煮込んだオックステールのタコスをオーダーして腹ごしらえしたら、リトル・トーキョー方面へ、グラフィティや壁画の描かれた通りを抜けて散歩。途中、アジアンポップの影響を感じさせる「ポケト(Poketo)」でキュートな文房具を手に取ったり、「アポリス(Apolis)」でさり気ないクールさ漂うメンズウェアをチェック。夜は人気のイタリアン「ベスティア(Bestia)」で自家薫製サラミを味わい、「ブルー・ホエール(Blue Whale)」でライブ音楽を楽しむなんていかがでしょう。ちなみにこのブルー・ホエールは、一見みすぼらしいショッピングモールの3階に隠された、知る人ぞ知るジャズクラブ。地元の音楽好きが集まることは言うまでもありません。

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また、新生ダウンタウンは、ロサンゼルス文化の長所といえば「せいぜい赤信号でも右折できることぐらい」と発言したウッディー・アレン監督にもご覧になっていただきたい、文化的成長も見せています。フランク・ゲーリーがデザインを手がけた、銀河系のような「ウォルト・ディズニー・コンサートホール(Walt Disney Concert Hall)」や、大胆な展覧会が話題を呼んでいる「ロサンゼルス現代美術館(MOCA)」など、今ではロサンゼルスきっての鮮やかなアートシーンの中心地となっています。その証拠のひとつとして、建築デザインスタジオのディラー・スコフィディオ+レンフロ(Diller Scofidio + Renfro)が携わった「ブロード・ミュージアム(Broad Museum)」が、約2,000点の近代アート作品を抱えて遂に今年後半オープンします。

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コンセプトストアや、毎月第2木曜日に行われる"アート・ウォーク(Art Walk)"、カジュアル&アメリカンなバーだけでは満足できないというならば、もう少し足を延ばしてネオン輝くコリアタウンへ。このエリアに集まったレトロなカクテルラウンジやカラオケバーは、閉店時間まで(またはそれを過ぎても)賑わいを見せていることがしょっちゅうです。そして、ここにオープンしたお洒落な新着ホテル「ザ・ライン(The Line)」内にはこれから、LAの人気シェフ、ロイ・チョイのレストランを合計3軒と、この街のナイトシーンの仕掛人として知られるヒューストン・ブラザーズのプロデュースによるクラブまでできるのだそう。ロビーで自転車を借りれば、コリアタウンの韓流スパやシルバーレイク地区のショップ、ハンコック・パーク近辺の美しい建築を巡るのにも便利。LAにはほかにもまだまだ面白いスポットがある、というのは言うまでもありません。でも、最新シーンを探索するなら、ダウンタウンからスタートするのをお忘れずに。

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