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【ミラノ】万博と楽しむ、エコ&グリーンな週末

2015年05月03日 16時25分 JST | 更新 2016年05月01日 18時12分 JST

灰色の街として知られてきたイタリアの産業都市ミラノ。けれど、ついに幕を開けたミラノ国際博覧会が食料&環境問題に焦点を置いていることもあって、この数年街全体を通して、地球に優しい開発プロジェクトが行われてきました。建築家ステファノ・ボエリのボスコ・ヴェルティカーレ(Bosco Verticale)タワー、都市再森林化プロジェクトのビオミラノ(BioMilano)をはじめ、ポルタヌオヴァ(Porta Nuova)地区に新たに造られたガーデンなどもその一部。そうやって少しずつ確実に緑化が進んでいるミラノで、グリーンかつスタイリッシュな週末を楽しむなら、こんなアイデアはいかが。

(街の)外へ出よう

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市内にあるセンピオーネ公園(Parco Sempione)やインドロ・モンタネッリ庭園(Giardini Publicci Indro Montanelli)は、どちらも都会のオアシスとなっているけれど、新鮮な空気を楽しむなら、もう少し足を延ばして北ミラノ公園(Parco Nord Milano)へ。全長30キロメートルの遊歩道と、もともと農地だった600ヘクタールにおよぶフィールドのおかげで、週末にはたくさんのミラノっ子たちが集まり、スポーツやピクニックを楽しむ姿が見られます。また、市内から西には、カーヴェ公園(Parco delle Cave)、トレンノ公園(Parco di Trenno)、ボスコインチッタ(Boscoincittà)の3つが構成するイタリア最大の都市森林が。東には、風情あるロンバルディア州郊外の景観を再現した、ミラノ最大の公園、ランブロ公園(Parco Lambro)が広がっています。

田舎風ガーデンランチ

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ティチネーゼ門からナヴィーリョ・パヴェーゼ水路沿いを自転車でクルージングしていると、その先に見えてくるのは緑に囲まれた田舎風を気取ったちょっとレトロなオステリア「エルバ・ブルースカ(Erba Brusca)」。イタリア語とイタリア料理に恋してここに落ち着いた、フランス生まれのシェフ、アリス・デルクールさんが手がけるのは、家庭菜園で育てたハーブを使った新鮮なオーガニック季節料理。亜硫酸無添加のワインと共にいただきましょう。

花に囲まれてみる

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春が過ぎても緑のミラノには花が咲き乱れているよう。自らの目でそれを確認するためにも、まずはシックなブレラ地区の「フィオライオ・ビアンキ・カフェ(Fioraio Bianchi Caffè)」へ。ベテランフローリストが手がけるこの花屋兼カフェでは、毎朝オーナー自らが準備するロマンチックなアレンジメントに囲まれながら、月替わりの季節メニューが楽しめます。腹ごしらえをしたら、モンテナポレオーネ通りにあるコンセプトショップ「Tearose」を訪問。オーナーのアレッサンドラ・ロヴァーティ=ヴィターリさんが、花とファッションとインテリアグッズで生み出す世界観は、なんともセンシュアル。最後はティチネーゼ地区でリーヴァ姉妹が手がけるグリーンハウス兼イベントスペース「ヴィヴァイオ・リーヴァ(Vivaio Riva)」へ。カクテルを口にしながら、緑溢れる空間を散歩しましょう。

ファッション・ピクニック

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イタリアはもちろん、世界中のファッショニスタを、すでに25年近くも魅了し続けてきたカルラ・ソッツァーニの「ディエチ・コルソ・コモ(10 Corso Como)」は、今さらご紹介の必要もないでしょう。でも、ファッション&デザイントレンドの聖地とも言えるミラノ本店を訪れたら、見るつもりなくとも欲しいものが見つかってしまうのは当たり前。自らの物欲に疲れたら、併設カフェの心落ち着くテラス席、またはクリス・ルス(Kris Ruhs)の彫刻や陶芸作品が並ぶ屋上のガーデンで深呼吸。都会のオアシスの存在を改めてありがたいと思えるはず。

緑の中でアペリティーヴォ

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カクテルタイムとなると、ミラノのホテルでは次々とガーデンに椅子やカフェテーブルが登場します。ブレラ美術館の裏手、植物園に隣接する4,000㎡にも広がる古い修道院の緑地に建てられた「ブルガリ・ホテル(Bulgari Hotel)」では、午後6時から7時までのハッピーアワーを目的にゲストはもちろん、地元のお洒落人口も集まります。閑静な空間を求めるなら18世紀の噴水とフェンディ・カーサの家具が落ち着きをもたらす「プリンチペ・ディ・サヴォイア(Principe Di Savoia)」、またはヤシの木が植えられた「タウンハウス 31(Townhouse 31)」のコートヤードへ。緑は少なめですが、新鮮な空気の中で味わうドリンクはやっぱり贅沢な気分にしてくれます。

もっと遠くへ

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まだまだ自然に触れ足りない、という人は、市内南の壁を過ぎた先にあるレストラン「クアトロチェント(4cent)」でディナー。古い女子修道院を改築して生まれたこの緑溢れる多目的施設は、子供連れのブランチからファッションウィークのアフターパーティまで、幅広い客層が訪れる人気スポットになっています。都会をすっかり離れたいなら、方向を変えて、ミラノから北へ。ロンバルディア州きってのグリーンツーリズムのメッカ、ブリアンツァに向かいましょう。途中、モンティチェッロで調理学校兼レストラン「ジョヴァンナ・パッセーリ(Giovanna Passeri)」に立ち寄り、野菜たっぷりの菜園ブランチを味わいつつ、ついでに伝統レシピも習得。ここからカッサーゴ・ブリアンツァまでは約10キロメートル。デザイン指数の高いハイテク・スパホテル「C・ホテル&スパ(C-Hotel & Spa)」にチェックインしてゆったりした郊外の時間の流れに身を任せば、ほら、ミラノ大聖堂からほんの1時間弱の距離にいるなんて、信じられないでしょう。

From Tablet Magazine