今年こそ、上質なプロヴァンス体験を。

アルピーユ山脈からリュベロン、トリュフ市場にヴェルドン渓谷…。あなたも今年こそ、最高のプロヴァンス旅行をプランしてみませんか?

まだしばらく冷たい空気を肌に感じる季節。そんな時だからこそ、ふと、南仏の片田舎で、オリーブ並木の道をヴィンテージのオープンカーで通り抜ける自分を、夢見てしまうことがあるのは、私たちだけでしょうか。アルピーユ山脈からリュベロン、トリュフ市場にヴェルドン渓谷・・・。そんなイメージにそそられたなら、あなたも今年こそ、最高のプロヴァンス旅行をプランしてみませんか?

1. HÔTEL PARTICULIER(アルル)

カマルグへの玄関口となっているアルル。深い歴史とほかにない建築、どこへ目を向けても絵になる町。そして、この辺りの伝統となっているフォッカッチャ風パン、オレンジフラワーがほんのり香るフーガス。1824年にシャルトルーズ男爵によって建てられた「ロテル・パティキュリエ」は、アンダルシア風の庭と、そこにあるスイミングプール、アーチの下に用意されたマッサージルームといった、魅惑的な要素がたくさん。ここに一泊すれば、いつでも春のようなワクワクした気分になるはずです。

2. HAMEAU DES BAUX(レ・ボー・ド・プロヴァンス)

アルピーユ山脈でも最も美しいとされる村、レ・ボー・ド・プロヴァンス。村の住人はたった22人なのに対し、ここには年間150万人もの観光客が訪れるのだそう。そんな観光客の群衆を上手に避けつつこのエリアを満喫するなら、車で10分ほど離れたパラドゥーにある「ハモー・ド・ボー」へ。ぶどう園やイチジクの木に囲まれた建物の中にあるのは合計20室の居心地良い客室。庭から聞こえるペタンクの音や、アペリティフを楽しみながら、ゆったりと流れる時間を堪能しましょう。お昼寝の喜びに、また出会えそうです。

3. HÔTEL DE TOURREL(サン・レミー・ド・プロヴァンス)

ゴッホの絵画を知る人なら、サン・レミー・ド・プロヴァンスのことはすでにご存知でしょう。オランダ人画家は、ワインで知られるこの町を150点以上の作品の中に収めています。17世紀の宮殿の中にあるデザイナーズホテル、「オテル・ド・トゥレル」の辺りには、歴史ある市中心部のアートギャラリーやビストロもたくさん。もちろん、館内のレストラン&ワインバーも一流。このエリアにある34種の"アペラシオン"について、じっくり勉強できそうです。

4. HÔTEL CRILLON LE BRAVE(クリヨン・ル・ブラーヴ)

トゥール・ド・フランスの急斜面コースとして知られるヴァントゥー山の麓にある、クリヨン・ル・ブラーヴ。セミの声に耳を傾けながら、トリュフ狩りを楽しみ、シャトーヌフ・デュ・パプとジゴンダスの赤ワインを堪能。かつて画家セザンヌが愛したというこの宿を訪れたら、そんな1日を満喫したいもの。マルシェや中世の村、アンティークショップ、ラベンダー畑やアーティストのアトリエ訪問もお忘れずに。

5. LA MIRANDE(アヴィニョン)

アヴィニョンといえば、ライブパフォーマンスやグレコローマン神話が好きな人は、必ず訪れるべき土地。そこで、啓蒙時代にデザイン改装された14世紀の枢機卿の宮殿の中に客室を用意したのは、本格的な歴史と上品さを持ち合わせた「ラ・ミランド」。丁寧な刺繍の施されたタペストリー、シルクのカーテン、トワルデジュイに、鏡の後ろに隠されたテレビ・・・。料理長ジャン=クロード・オーベルタン(Jean-Claude Aubertin)が手がける見事な伝統料理もお見逃しなく。

6. LA BASTIDE DE MARIE(メネルブ)

リュベロンへようこそ!フランスで最も美しい村とされるここでは、カラフルなプロヴァンスの景色とオーガニック・シェーブルチーズを好きなだけご堪能あれ。メネルブの要塞と有名な城から車で5分。洗練されたコンテンポラリースタイルの「ラ・バスティード・ド・マリー」は、ぶどう園と低木に囲まれるようにして佇んでいます。ここでは、赤、白、ロゼの3種類すべてが味わえるから、大きな空に広がる夕焼けを眺めながら、ガーデンやプールでゆったりした時間をお楽しみあれ。

7. DOMAINE DE CAPELONGUE(ボニュー)

「ドメーヌ・ド・カプロング」は、セザンヌの絵にでも出てきそうな、見事なカントリーハウス。ラベンダーガーデンやラウンジチェアが並ぶプール、ミシュラン2つ星シェフ、エドゥアール・ルーベ(Édouard Loubet)が手がける厨房と絶品ロブスター"ア・ラ・マルジョレーヌ"と、見た目も内容も、この町一番の自慢となっています。ペイストリーも逸品だから、デザート用の腹もしっかり用意しておきましょう。

8. LE COUVENT DES MINIMES(マーヌ・オン・プロヴァンス)

こちらも、またしても絵になる、高地作られた要塞のある中世の村。12世紀の小さな修道院と、プロヴァンスのプティ・トリアノンと呼ばれる城もあり、辺りには香り高い草花が咲き誇る、広々とした庭園が。1613年に創建された「クーヴァン・デ・ミニム」はウェルネスプログラムを大切にしたホテル。回廊の中に作られたロクシタン・スパや、ラベンダーやレモン、ハチミツ、バーベナなど、地元産の素材を使った製品が揃っています。

9. LA BASTIDE DE MOUSTIERS(ムスティエ・サント・マリー)

人口の湖と美しい渓谷で知られるヴェルドン公園と、その下に流れる目を見張るような青い川。フランス国内では、ラフティングやカヌーといえばまずここ。陶芸とラベンダーハニーで有名なムスティエ・サント・マリーは、そのユニークな自然環境への入り口となっています。そして17世紀に建てられた「バスティード」は、もともとアラン・デュカス(Alain Ducasse)の避暑地だったこともあり、地質学が好きな人も美食好きな人も、こぞって訪れるスポットになっています。

10. DOMAINE DE LA BAUME(トゥルトゥール)

そして最後は、この18世紀のカントリーハウス。高台にあるトゥルトゥールの村にある、画家ベルナール・ビュフェ(Bernard Buffet)の旧家です。"プロヴァンスの空に佇む村"なんて、ロマンチックなニックネームを持ったこの土地。「ドメーヌ・ドゥ・ラ・バーム」の一番のお楽しみは、フランソワ・マルタン(François Martin)のダイニングルームで堪能するディナーと、館内にあるピュア・アルティテュード・スパでのリラックスタイム。ゆったりリラックスして、お腹を満たし、心地よい客室での時間を楽しみましょう。

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ゆっくり眠れそうなホテル(イタリア)