3.11

加藤順子

【3.11】七十七銀行女川支店の津波被害訴訟、人命よりも経済合理性が優先されるのか?

東日本大震災で569名(2014年1月31日現在)が死亡した宮城県雄勝郡女川町。被災時に、町内にあった七十七銀行女川支店の行員は支店の屋上に避難したものの、屋上を超える20メートル近くの巨大津波が襲い、12名が死亡・行方不明となった。銀行が安全配慮義務を怠ったとして、遺族は損害賠償請求の訴訟を起こしたが、2014年2月25日の一審判決では原告である遺族側の請求が退けられた。遺族は控訴したが、被告側にあたる銀行側の主張との溝は埋まらない。
©筑波大学

映画「いわきノート」プロデューサー浅井隆さんに聞く

東日本大震災で被災した福島県いわき市を舞台にしたドキュメンタリー映画「いわきノート FUKUSHIMA VOICE」が、5月10日(土)から東京・渋谷のUPLINKで公開されている。筑波大学の学生11人が、「福島の人々の声を世界に」を合言葉に情景を織り込みつつ、被災地の人々の声と住民らの未来への思いを描いた作品だ。
加藤順子

閖上地区の再建は誰のため? 被災地復興をめぐって住民と名取市に大きな隔たり

内陸に移住したい住民と海辺に可能な限り人を集めて町を再建したい行政−−。東日本大震災の大津波の直撃を受け、約800人が亡くなった宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区はいま、住民の5人に1人が犠牲となったこの地区に人口2000人規模の町を再建する事業が動き始めている。しかし、内陸移転を切望する住民と市長・行政の間で大きな隔たりが生まれている。
Kenji Sekine

2014年3月11日「みんなの電事連」が出航した。

2011年3月11日午前、固定価格買取制度が閣議決定されていた。歴史の偶然。もしこれが午後だったら、成立していなかったかもしれない。3年後の2014年3月11日。国会そばの衆議院第一議員会館で「全国ご当地エネルギー協会(仮称)」の立ち上げが宣言され、ユナイテッドピープル代表関根として、発起人に加わりました。
HuffPost Japan

【3.11】町民より廃炉・除染作業員の方が多い町の「生きる道」

福島県双葉郡広野町。福島第一原子力発電所から20km圏ラインのすぐ外に位置するこの町は、原発が存在しないにもかかわらず、震災以降は原発事故収束・最前線の町となった。町民が町に戻るためには何が必要なのか。将来を見据えてどのような舵取りを行うのか。2013年11月に行われた町長選で現職を下し当選した遠藤智町長に話を聞いた。
時事通信社

東北復興に至るのは細くて長い棘の道

3.11から3年が経過した。予想した様にテレビは特番を組み、ネットにも3.11の特集が溢れている。その多くはセンチメンタルなものであり、被災者の境遇に同情するというものが多い様に思う。確かに放置すれば風化してしまうかも知れない3.11を、マスコミやネットが集中的に取り上げる事で今尚厳しい状況に放置された被災者の日常に日本中が改めて注目するというのは決して悪い話ではない。
安藤健二

都路地区の住民「こっちの方が線量が低いんだから」 避難指示解除にも淡々とした様子

3月5日、福島県の田村市役所から国道288号を40分ほど進むと、都路(みやこじ)地区に入った。2005年に近隣の町と合併するまで都路村と呼ばれていた地域は、残雪で真っ白に覆われていた。都路地区の東端、福島第一原発から20キロ圏内に自動車を進めたが、特にゲートもなく、すんなりと入れた。
 

3.11から3年に思う

2011年3月11日午後2時46分。私は国会で取材中にあの激しい揺れを体験した。大きく揺れるシャンデリア、植木鉢が倒れ、女性国会職員が悲鳴を上げた。
加藤順子

【3.11】大川小学校の遺族はなぜ提訴に踏み切ったのか?

東日本大震災の大津波で、児童と教職員84人が亡くなった宮城県石巻市立大川小学校の災害で、死亡・行方不明の児童23人の19家族が3月10日、石巻市と宮城県に対して、1人当たり1億円、計23億円の損害賠償を求めて仙台地方裁判所に提訴した。8人の父親が、代理人の弁護士らと共に仙台地裁を訪れ、訴状を提出した。
Bloomberg via Getty Images

東日本大震災3周年に寄せて ―メディア報道に向けられた課題とは

3年前の3月11日朝。英国の自宅にいた私は家人に体を揺り動かされて、目覚めた。「日本で大変なことが起きたよ。大きな事故だ」。眠気がおさまらず、こんな言葉をぼうっとして聞いた。事故、大きな事故―?「東京でも、電車がみんな止まっている」。この言葉でベッドから飛び起きた。