著作権

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ヒトラー『我が闘争』解禁問題を再論する

旧稿で扱ったのは、当時、戦後ドイツで事実上禁書扱いになっていた『マイン・カンプ』の著作権がアドルフ・ヒトラーの死後70年で終了するので、以後は誰でもこの魔書を自由に出版できることになり、ドイツ政府もバイエルン州政府も頭を抱えているという問題であった。今年の大晦日がその日に当たる。
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非営利・無料・無報酬のCD鑑賞会にはJASRACの許可はいりません

先日のエントリーで日本の著作権法では、非営利・入場無料・無報酬という条件であれば、著作物の上演・演奏・上映を権利者の許諾なしにできる規定になっていることを書きました。これにより、たとえば、学園祭の演し物として学生が入場無料のコンサートをやる場合には、JASRACの許諾はいりません(逆に言うと、入場料を取る場合には許諾がいります)。
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著作権保護期間延長にまつわる「法の不遡及」について

TPP交渉の一環として著作権の存続期間が著作者の死後50年から70年に延長になる可能性が十分にあることはちょっと前に書きました。これに関して、延長の効果が既存の著作物にどう影響するか、つまり、遡及効の問題が重要な論点になっています。一口に「遡及」といっても実はいくつかのパターンに分けられますので、整理して考えることが重要です。
時事通信社

著作権放棄により過去の恥ずかしい作品を葬り去ることができるのか

ハフィントンポストに「泉谷しげるさん、2曲の著作権放棄を希望『ホント恥ずかしい』」なんて記事が載ってます。泉谷さんが20代に作った『自殺のすすめ』と『先天性欲情魔』という曲が、今となっては稚拙で恥ずかしいため、自作のすべてを演奏するライブシリーズで演奏したくないというところから出てきた話のようです。
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iTunes Matchは日本の著作権法をクリアーしているのか

米国から約2年半の遅れで、ようやく国内でもクラウド上にiTunesのライブラリを置けるiTunes Matchのサービスが始まりました。遅れに遅れましたし年間料金が3,780円と米国の24.99ドルと比較してお高めですが、やらないよりはやっていただいた方が全然良いのは言うまでもありません。外出時や旅行時に家のPCにしか入ってない音楽が聴けないなんてことがなくなるのは喜ばしいことです。
 

ビートルズ"ラヴ・ミー・ドゥ"の「著作隣接権」保護期間は切れているのか

インターネットが日常に存在し、音楽や映像、書籍をデジタル環境で入手し鑑賞するのが普通になった今日、著作物という情報のコピー&ペーストを司る権利「著作権」は随分身近な言葉になりました。しかし、著作権法が定めるもう一方の重要な権利「著作隣接権」については、権利の内容がかなり複雑であることもあって、まだまだよく知られていないのではないでしょうか。
時事通信社

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』――産業に不可欠な著作権などの知財問題 宿輪純一のシネマ経済学(26)

このようなキャラクターには「著作権」が大事な点となる。最も有名なキャラクターはミッキーマウスではないか。米国ではいわゆる著作権法がたびたび延長されているが、1928年生まれのミッキーマウスの影響もあるのではないかともいわれている。映画でも書店で、昔のDVDが大変安く販売されているが、この著作権で様々な解釈があり、問題にもなっている。