ジャーナリズム

 

ピューリッツァー賞を受賞するほどのNPOメディア「プロパブリカ」――その手法とは

毎年1000万ドルの寄付をもとに調査報道をおこなうNPO メディア「ProPublica(プロパブリカ)」 。2010年にオンラインメディアとして初となるピューリッツァー賞 を受賞し、翌年も同賞を受賞するなど、非営利 メディアというだけでなく、オンラインメディアの存在感という意味でも重要な立ち位置のメディアです。
Winston Davidian via Getty Images

内閣改造報道から、マスコミのあるべき姿を考える

二年前に「共謀者たち」という本を牧野洋さんと共著で講談社から出しました。出版時期が総選挙と重なり、広告もなく静かな発売になり、自民党の政権復帰という大ニュースもあり、あまり話題にはなりませんでした。その本の中で、発表が決まっていることを数日前にスクープするのは正しいジャーナリズムではないということを訴えました。
 

ネットはジャーナリズムをダメにしたか、黄金時代をもたらすかの、割とどうでもいい話

ネットはジャーナリズムをダメにしたか。ジャーナリズムの黄金時代をもたらすのか。スマートフォンがそのカギを握るのか。ほとんどの人たちにとっては、割とどうでもいい話を、界隈の関係者は結構、気にする。話は「スマートフォンでジャーナリズムの黄金時代」論に始まって、「まだ実際にカネを生み出してないだろう」論を経て、「問題はジャーナリズムじゃなくてビジネス」論と「ネットは時間のムダなコンテンツばかり」論と「それは150年前にもあったニューメディア批判と同じ」論をぐるぐると、回る。
 

図書館が地域ジャーナリズムの担い手になる可能性

コンテンツがすべてデジタル化されれば、紙の書籍の貸し出しを行ってきた各地の図書館はどうなるのだろうか。極論で考えると、国立国会図書館がデジタルデータを直接配信してしまえば、それだけで事足りる世界がやってくるかもしれない。ある種の情報一極集中ともいえる。電子化の流れが避けられない中、図書館という「箱」とスタッフ、そして既存の紙の書籍を生かして、どのような活路が見いだせるのだろうか。情報の発掘や収集という意味では、新たな地域ジャーナリズムの担い手になる可能性もありそうだ。
Tech Hub

「忘れられる権利」とグーグル:プライバシーは誰が守るのか

ネット上に残る過去のプライバシー情報の削除を要請できる「忘れられる権利」。グーグルは、欧州連合(EU)最高裁にあたる司法裁判所が、この権利を正面から認める判決を出してからわずか17日で、「忘れられる権利」専用の削除申請ページを開設するという、同社としては異例のスピード対応ぶりを見せた。
theguardian

〝未来のジャーナリズム〟は男性クラブか

米国老舗メディアの「ロックスター」たちが、次々と新興メディアに移籍し、新たな〝未来のジャーナリズム〟を切り開こうとしている。その動きは、以前の投稿「『ジャーナリズム』のアンバンドル化が意味するもの」でも紹介した。これに対して、厳しい批判の声が、業界の各方面から上がっている。問題はその豪華な顔ぶれだ。
TechCrunch via photopin cc

海外ウェブメディアの最前線を進む「バズフィード」が実践する4つのポイント(そして迫り来る新興メディア)

2006年にハフィントンポスト共同創業者Jonah Peretti(ジョナ・ペレッティ)氏らが中心となって立ち上げたウェブメディア「BuzzFeed(バズフィード)」。 月間読者8500万人を超えるサイト「バズフィード」に見る、これからのウェブメディアに重要な7つのポイントという記事で、ウェブメディアの最前線を進む同メディアのポイントをまとめました。
BuzzFeed

バズフィードとは? 月間読者1億3000万人を超えるニュースサイトの7つのポイント

2006年にローンチされ、今では月間読者が8500万人を超えているバイラルメディア「BuzzFeed(バズフィード)」。CEOジョナ・ペレッティはハフィントンポストの共同創業者の1人としても知られています。今回は、The Independentで紹介されていたバズフィードの11のポイントから特にこれからのウェブメディア運営において重要になりそうなものを7つ紹介したいと思います。
THE INTERCEPT

「ジャーナリズム」のアンバンドル化が意味するもの

この数カ月、「ニュース」のイノベーションをめぐる話題を目にする機会が、格段に多くなった。人が動き、資金が動き、組織とサービスが目まぐるしく動いているからだ。ひと言でいうなら、「ジャーナリズム」のアンバンドルとリバンドル(再バンドル)という、激しい組み替えが起きている。アンバンドル+リバンドルの動きは、ニュースコンテンツだけでなく、人、組織に及んできている。
Getty

NHKは日本に必要なのか?

私事で恐縮だが昨日NHK問題に関連して雑誌の取材を受けた。NHK会長、籾井勝人氏の歴史認識をめぐる非常識な発言は国際的な批判を招き、日本のイメージを失墜させた。
Barton Gellman via Getty Images

秘密保護法成立で考える、権力に対するジャーナリズムの立ち位置

日本で特定秘密保護法が成立したが、視点を日本の外にも広げると、いわゆる「NSA報道」とのからみが気になる。例えば、昨年6月から、元米中央情報局(CIA)職員エドワード・スノーデン氏のリーク情報により、米英の諜報機関の機密情報が複数の報道機関によって暴露されている。
LABORATORY FOR CELLULAR REPROGRAMMING

マスコミはどうあるべきか? 小保方晴子さんが報道自粛要請

全く新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」を世界で初めて作った小保方晴子(おぼかた・はるこ)さん。科学史上でも画期的な発見を、わずか30歳の女性研究者を成し遂げたということでマスコミ報道は一気に加熱したが、1月31日には本人の名前で報道自粛を要請する声明が発表された。報道の問題点はどこにあったのか。読者のコメントを紹介する。
Tatsuyuki TAYAMA via Getty Images

権力とディナーする新聞社に、黒田清が言い遺していたこと

読売新聞の中枢は、国民の声、あるいは声にすらならない小さな想いなんてものに興味を持たない、ということなのだろう。黒田清がなによりも一番大事とした「権力に刃向かっていく基本的な姿勢」を鍛える・鍛えないという次元ではなく、基本スペックからその姿勢を手放しているように思える。

私が次に行う冒険は、ジャーナリズムにある

今、私は新しいマスメディア組織を作る最初の段階にいる。いつ、どうやってそれを展開するか、またどんな形になるのか、私にはまだ分からない。私に言えることは、この試みは私の他の組織からは独立し、一般的なニュースを取り扱うことになる、ということだ。