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たまさぶろが独断と偏見で選ぶ2017年十大スポーツニュース

スポーツの醍醐味を振り返ってみたい

2017年12月31日 22時48分 JST | 更新 2017年12月31日 22時56分 JST
Toru Hanai / Reuters
People walk past a street monitor showing Sumo grand champion Harumafuji, in Tokyo, Japan, November 29, 2017. REUTERS/Toru Hanai

 2012年よりYahoo!ニュース個人に発表し続けて来た年末恒例のスポーツ10大ニュースは、Yahoo!と袂を分かつに至ったので、今年からこちらで発表する。まずはスポーツの醍醐味を振り返ってみたい。

  まずは恒例の次点から。

  ・貴ノ岩暴行事件、横綱・日馬富士引責引退

  鳥取巡業中10月25日、モンゴル力士が集う懇親会で、横綱・日馬富士が平幕の貴ノ岩に暴行を加えたという事件で、日馬富士は11月29日に現役引退の記者会見を行った。この後も、貴ノ岩を預かる貴乃花親方や横綱・白鵬を巡るやり取りなどでワイドショーを賑わす日々が続いている。各界の不祥事にはほとほと呆れるばかり。もううんざりなのでランキングは次点とした。

  ・名門・ヨネクラボクシングジム閉鎖

  4月27日ガッツ石松や大橋秀行など世界王者5名を輩出したヨネクラボクシングジムは4月27日、同ジムの米倉健司会長が高齢および体調不良により指導がままならなくなったとして8月いっぱいで閉鎖と発表。8月31日に閉鎖された。大橋は日本ボクシング協会会長。実は学生時代後半からニューヨークへと渡るまで私は目白に住んでいた。アルバイト先の友人がこのヨネクラの所属であり当時、世界チャンピオンだった大橋さんもその友人を訪ねて来たものだった。世界チャンピオン輩出の他、日本チャンピオンを31人輩出。現在、日本一の記録。近所にあった名門ジムの閉鎖を惜しみ個人的に次点とした。

  ・中西大介Jリーグ常務理事、セクハラ・パワハラで辞任

  業務先のメンバーとして酒席で一緒になったこともある中西さんが、セクハラ・パワハラで辞任した。Jリーグのビジネス・ソリューションに大きな影響力を持つ反面、酒席にも女性の同伴を要求するなど、もともと今の時代では「いかがか」と思われ、そういう人物と言われればなんら不思議はない。権利を有するスポーツ運営母体に勤務の方々には、ぜひ留意して頂きたい点だろう。残念。

  10位 桐生、日本初10秒の壁を破る、日本男子400Mで銅メダル

 陸上競技の日本学生対校選手権男子100メートル決勝は9月9日、福井県・福井運動公園陸上競技場で行わえれ、東洋大学の桐生祥秀が日本選手として初めて10秒の壁を破る9秒98(追い風1.8メートル)の日本新記録を樹立した。

 また、 8月にロンドンで開催された世界陸上にて、日本男子は400Mリレーで銅メダルを獲得。昨年のリオ五輪に続いての快挙となった。レースのメンバーは、多田修平・飯塚翔太・桐生祥秀・藤光謙司。リオのアンカー・ケンブリッジ飛鳥、サニブラウン・アブデル・ハキームが控える中でのこの結果は、陸上短距離走における、男子選手層の厚さを感じさせた。なお、本レースには「世界最速の男」ウサイン・ボルトもジャマイカのアンカーとして出場。大会後引退を表明していたボルトは、レース途中で棄権。会場は悲鳴で包まれたが、その明るいキャラクターからレース後、引退への万雷の拍手は記憶に新しい。

  9位 男子バスケ、Bリーグ初代王者は栃木ブレックス

  2016年にスタートした男子プロバスケ・Bリーグは8月27日に決勝戦が行われ、かつてNBAでもプレーした田臥勇太率いる栃木ブレックスが初の王者として戴冠した。準優勝は、川崎ブレイブサンダース。下馬評の高かった東京アパッチ、琉球ゴールデンキングスらを蹴散らしての優勝は、NBAで大成せず帰国した田臥にとっても感慨深かったに違いない。

  8位 フィギュアスケートの浅田真央が引退

  世界選手権優勝3回、バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央が4月12日、2017シーズン限りでの引退を発表。フィギュア界に驚きをもたらした。国民的人気を誇るスケーターだっただけに、2018年の平昌五輪では、どの日本選手が活躍するのか、ポスト真央時代に注目が集まる。

  7位 女子ゴルフ、宮里藍が引退

  元世界ランク1位、LPGAツアー優勝9回と、現在の女子プロゴルフ人気の火付け役、宮里藍は29日に記者会見し、2017 年シーズンをもっての引退を発表した。引退の理由は「4、5年前からモチベーションの維持が難しくなった」と説明。引退発表時はまだ31歳。早すぎる引退に、惜しむ声がいまだ多い。大会の公式会見などでも常に明るい笑顔を振りまくなど、プレス関係者をも魅了するキャラだけに今後、別業界での活躍を期待したい。

  6位 大谷翔平、MLBエンジェルス入団

  「日本球界の至宝」二刀流・大谷翔平がついに海を渡る。MLB全30球団中、20球団が具体的にアプローチしたとされるMLBの大谷争奪戦は、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムが勝利、10日に入団が発表された。大谷自身、決定の理由について「縁を感じた」としており、契約金額などの金銭面が焦点でないことが明らかになった。個人的にはトップ3に入れたいビッグニュースと考えるが、まだ入団が決まっただけ。今後の活躍に期待し、トップ5から外した。

  5位 ロンドン金の村田諒太、WBA世界ミドル級王座獲得

  ロンドン五輪ボクシング・ミドル級金メダリストの村田諒太は2017年10月22日、両国国技館でWBA世界ミドル級正規王者のハッサン・ヌダム・ヌジカムと再戦し、7回終了TKO勝ちを収め前戦の雪辱を果たした。ダウンを奪いならが、不可解な判定負けを喫した前回から復活を遂げた。実は村田自身とも縁があり、新年会や忘年会で同席した過去もある。金メダル獲得以降。長い道のりの果ての戴冠だけに、安堵した。とは言え、ボクシングのプロの世界ではまだ入口に立っただけ。今後の防衛戦に注目したい。

  4位 男子プロゴルフ、宮里優作が最終戦を制し初の賞金王に輝く

  男子プロゴルフ日本シリーズJT杯は最終日、それまで賞金ランキング2位だった宮里優作が通算15アンダーで今季4勝目。優勝賞金4000万円を獲得し、自身初、そして史上初の選手会長任期中の賞金王に輝いた。妹の藍と異なり、プロ転向11年目、33歳の2014年に初優勝の遅咲き。妹の引退年に賞金王に輝くとは奇遇だが、実は優作と藍は同じ6月19日が誕生日という珍しいめぐり合わせも持っている。苦労人の成功は、スポーツ報道に携わる者としては殊更嬉しいもの、感慨深いのでトップ3の次とした。

  3位 大相撲・稀勢の里、19年ぶり日本出身力士として横綱に昇進

  大相撲、大関の稀勢の里は2017年の初場所で優勝。これを受け25日に行われた番付編成会議では全会一致で横綱への昇進が正式決定された。日本出身力士の横綱昇進は1998年夏場所後の若乃花勝以来19年ぶり。また日本出身横綱は、2003年初場所で現在の貴乃花親方が引退して以来、14年ぶりだった。「国技」としてこうした喜ばしいニュースも消し飛んでしまうような年の瀬のスキャンダルは、返す返すも残念である。

  2位 レッドブル・エアレースで室屋義秀が年間王者に

  これを快挙と呼ばずなんとするか。「空のF1」とも呼ばれる小型プロペラ単座機で争われるエアレースの世界選手権は、今季日本大会を含め3勝を挙げ、ランキング2位につけていた室屋が、米インディアナポリスで10月15日に行われた最終戦を制し優勝。4勝を挙げ年間王者を手にした。もちろん日本人として初のチャンピオンに。パイロットを夢見る中学生だった筆者としては、感無量のニュースだった。

  1位 佐藤琢磨、第101回インディアナポリス500マイルレースを制する

  1位と2位、どちらをトップに置くか、非常に悩んだが、レースの歴史を振り返ると、こちらのほうが格上かと考えたので。

  かつてはF1でも活躍したプロレーサーの佐藤琢磨がインディ500に8回目の挑戦で日本人ドライバー初制覇を飾った。日本人として眺めると、空前絶後の快挙だけに夜中に大興奮したのは言うまでもない。

  インディ500は1911年から開催され、F1のモナコGP、耐久レースのル・マン24時間に並び称される世界3大レースのひとつ。F1シリーズの一戦として位置していた時代もある。よってジム・クラーク、グラハム・ヒル、マリオ・アンドレッティ、エマーソン・フィティパルディ、ジャック・ビルヌーヴなどなど歴代優勝者にF1チャンピオンが名を連ねている。

  琢磨は2013年、インディ・カー・シリーズで優勝。これは日本人としてフォーミュラタイプのメジャー国際レースで初制覇であり、現在のところ彼以外のドライバーで達成した選手はない。

  琢磨の更なる活躍に期待を寄せつつ、日本人としてモナコGPを制覇する選手の出現という夢を見ることにしよう。

  さて、たまさぶろが独断と偏見で選ぶスポーツ・ニュース、今年はいかがだっただろうか。ご自身でも日記などに毎年、10大ニュースを記入し続け、10年後に振り返ってみるとかなり興味深い出来事になっているはず。お時間が許せば、年末に振り返ってみるのも悪くないはず。オススメする。