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日本人が海外留学中にインターンシップ・仕事を見つける方法 in スウェーデン・ドイツ

2014年11月12日 00時12分 JST | 更新 2015年02月06日 19時27分 JST
Dean Mitchell via Getty Images

スウェーデンにきた日本人留学生によく聞かれることなので、北欧の留学生でこれからインターンや仕事を探す人にちょっとでも役に立てばと思いまとめてみます。

この8月まで、日本の地方の国公立大学を卒業しその後すぐに、ベルリンに移住して現地の国際NGO/シンクタンクで働いていました。といってもたった5ヶ月間ですが、それでも一応フルタイムで働いていました。現在はストックホルム大学の大学院の修士課程に在籍しています。

■こうしてスウェーデンでインターンシップをみつけた

日本の大学の学部時代にスウェーデンに留学し、ストックホルム大学に1年半近く滞在をし、その間インターンシップを3回違う場所でしました。もともとスウェーデンの若者政策・若者支援に興味があったので、留学前から大学の授業だけでなく、インターンで現場に入ろうと企んでいました。 不慣れながらも、履歴書(こちらではCVという)を書いてカバーレター(自己推薦文)を英語で書き、添削してもらったのを、知り合いやこれまで訪問した団体に送っては「よかったらお願いします」といって職場を探しました。さらにはLinkedinなどのウェブサイトにもプロフィールを掲載したりしました。探していた職場はユースセンター(青少年余暇活動施設)でした。

始めは意気込んでいたのですが、しばらくしても特に手ごたえもなく、気が付いたら5ヶ月が経ち、夏休みになってああもう手遅れだ(だいたいは夏休み前に職をみつけないと厳しい)と絶望していたとき、当時、間借りをしていたスウェーデン人の同居人にその状況を説明しました。すると、彼が知り合いがいるといってその場で電話をしてくれました。そしてその三日後には面接を受け、すぐに働くことができたのです約一ヶ月くらいの短い期間でかつボランティアでしたが、その後も、別のインターン先を大学の授業のフィールドワークの際に訪問した場所から連絡をいただき、数ヶ月働かせていただきました。職場では、DJを若者たちに教えるという、スウェーデン語があまり出来なくてもなんとかなる仕事をさせてもらいました。

■こうしてベルリンでインターンシップをみつけた

3つ目のインターン先は、ベルリンでした。しかも有給でした。スウェーデンにすみ始めて一年くらいが経った頃に、ふと思い立ちある研究機関にメールをしました。そこは、大学の頃に発見したヨーロッパの若者学の大学間共同連携をしているコンソーシアム機関でした。本部はハンガリーのブダペストにあるのですが、いつかここに訪問できたらなと切望していました。なのでメールでは、日本人でスウェーデンの若者学を勉強しててずっと訪問したがっている、と書いて送ったところ「あいにく今もそしてこれから先もしばらくは、大学間連携のプログラムをやる見通しはないんだけど、よかったらベルリンのうちのNGOでインターンしてみない?給料も出します」と返事がきたのです。そして、冒頭の国際NGOで結局、昨年の夏に三ヶ月間、有給でインターンをすることになったのでした。

■お願いをしたらそのままフルタイムで働かせてもらえた

その後、日本に戻り大学を卒業することになっていたので、ベルリンを離れる直前にNGOのボスと仕事について話し合いました。すごいデリケートな内容だったので緊張しましたが、単刀直入に「日本の大学を卒業したらその後しばらくインターンではなく正式に働かせてもらえる可能性はあるか」と聞いたところ、「もちろんだ。資金面の見通しが不透明なところがあるけど、さもなければ大丈夫だし、むしろウェルカムだ」と言ってもらえたのでした。なんともあっさりとしていました。

そうして、日本の大学が半年間残っていたので、帰国し単位を修得しスウェーデンの大学院進学の準備などをして、大学卒業後にすぐにベルリンにてフルタイムで正式に働くことになったのでした。今は学生の戻りましたが、翻訳のアルバイトでIT会社で働いています。

■留学生が海外でインターン・仕事を見つける方法

ほぼ奇跡的に仕事をみつけたと思っているのでなんとも言えないのですが、無理にでも結論づけるならば、仕事を見つけるには以下のことが言えると思います。

ひとつは、仕事を探しているということを発信し続けることです。今はSNSなど知り合いと連絡をとることが簡単になっているので活用しない手はありません。とにかく自分の興味のある分野で働いてる人すべてに短くても「久しぶりです・こういう分野のインターンor 仕事探してるんだけどなんか知ってたら教えてください」的な感じで短くてもメッセージを送るのは最低限だと思います。Linked inではテーマごとのフォーラム機能というのがあってそこに所属して投稿をしたらいくつか返事が返ってきたのを覚えています。(ベラルーシのある組織からメッセージをもらいましたが時期の関係もあって辞めました)その他、Google アラートでキーワードをウォッチすること、その国のリクルートみたいなサイトに登録することなどは必須かと思います。しかしそれでも最終的に仕事を見つけることができたのは、個人的で直接的な面識のある人からのつながりからでした。趣味でDJをしているのですが、ストックホルム大博の学生組合の国際大使として活動をしていたときの友人からのオファーで、片手で数える程度ですが有給でDJをさせてもらったりました。

もうひとつは、ニッチなスキルと専門分野を持っていることです。僕の場合でいうと、日本で若者支援の活動をしてた人で、日本とスウェーデンの若者参加にちょっと詳しい人というなんともニッチな専門性です。それと日本語が母国語であることも、これもまたヨーロッパではニッチなスキルで需要は多いとは言えないと思います。しかしヨーロッパでも日本人を必要とする場合がないわけではないみたいです。例えば、EUが出資している若者の国際交流プロジェクトなどで「EU加盟国以外の国の参加者」を必要とする場合はあります。その場合日本人などは逆に有利に選ばれることもあるようです。また日本語は分野によっては需要がないわけではないようです。特にIT系やマーケティング系そして科学技術系は、日本人の求人通知がよく届きます。たまに日本食屋もです。

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2014年11月10日「Tatsumaru Times」より転載)