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留学するなら北欧?いまだに留学生でも学費が無料な国。

2014年09月08日 15時00分 JST | 更新 2015年02月06日 21時13分 JST

Flickr: Raymond Bucko, SJ

オスロ大学 | Flickr: Raymond Bucko, SJ

北欧は「大学の学費がかからない」で有名ですが、それは北欧の人だけじゃないんです。留学生でも学費が無料な国があるんです。

僕が2012年にスウェーデンに来た年から、スウェーデンは留学生には学費を課すようになってしまいました。逆に言えば、それまで留学生(日本人でも)はスウェーデンの大学に留学した際には学費を払う必要がなかったのです。じゃあスウェーデン以外の北欧の国ではどうなってるか、と思って調べてみたら、やはりまだありました。未だに留学生でも学費が無料の国。

留学生でも学費が無料:ノルウェー

ノルウェーでは、博士、修士、学士どのレベルに関わらず、さらには国籍にも関わらず学費は無料だときっぱりこちらで明言しています。実際には、学期手数料を半期ごとに払うらしいのですがその額500NOK(2014年8月現在約8400円)のみ。しかもこの手数料には、学生福利料も含まれているので、大学の保健サービスやカウンセル、運動・文化的活動施設などが利用できるようになるとのことです。さらに、学割にも適用される学生カードを習得できるようになり、通勤や文化的イベントのチケットも安く手に入るようになるみたいですね。就労も週に最大で20時間まで許されているようです。実際にノルウェーの大学院に通っている日本人学生さんのHousecatさんも無料で大学院留学する方法という記事でノルウェー留学をお勧めしています。

英語でハイレベルな教育が受けれる

あ、ちなみにノルウェーだろうがスウェーデンだろうが、ヨーロッパでは英語で開講されているプログラムが豊富です。なので、ノルウェー語が話せずとも大丈夫なのです。「学費安くていいな〜だけどノルウェー語話せないからな〜」の心配なしです。さらには、北欧の大学はハイレベルな教育でも有名です。QS世界大学ランキング2012/2013では、上位500校に北欧は合計で25校(スウェーデン8校、フィンランド8校、デンマーク5校そしてノルウェー4校)がランクインしています。

他の国では日本では

ちなみにフィンランドでは試験的に2010年から2014年にかけて学費有料化を導入しました。こちらのページでは2014年秋からは、どのレベルにおいても学費はかからない、と唱っていますがEU/EEAの学生以外には学費が今後かかるかもしれないよとも触れているので、今後の動向をチェックする必要がありそうです。

ドイツでも運営費が280ユーロ(5万円以下)でこれに地下鉄年間パス付きなので、学費はほぼなしに等しいです。ベルリンだったら生活費もめちゃめちゃ安いんで(なぜかベルリンは首都なのに物価がぶっとんで安い)、若い人にはやっぱ助かりますね。

ハフポストのこの記事によると、OECDが発表することには、日本は特に国公立大学の学費が、比較可能な国の中で5番目に高く、かつ給与型奨学金(返済しなくていいやつ)は3%しかなく、「奨学金を受けている学生の割合が少なく、特に給与型奨学金の割合が小さい」と指摘されているのです。(学費を無料にせずとも、財政的な援助によって高等教育へのアクセスが可能にならない限り、日本の大学にはいづらくてしょうがないですね。)これは裏を返すと、この記事からでもわかるように、学費が少なく(or 高いかつ)奨学金も返済しないで借りられる国が世界には、あるということです。

「海外留学」となると、アメリカやイギリスなどの英語圏にすぐ飛びつきがちですが、それ以外の国でも十分に英語だけで勉強でき、かつ学費がほぼかからない国はあるもんです。(アメリカ、英国は学費が高くて有名ですね)しかし、こういう情報はなかなか日本語では入ってきませんので、ぜひそんなときは英語でググってみるのをお勧めします。日本語の10倍は情報量が違います。

ちなみに、日本からきた交換留学生(日本の大学と北欧の大学間の協定で来た人)も、留学先の大学に学費を払う必要はありませんが、それは日本の大学に学費を払っている人が大半だと思います。なので、この記事は主に、私費留学(大学を休学するなりして自腹で留学)を考えている人や、これから海外の大学or大学院に入学しようか考えてる人には役に立つと思います。

大学への留学ではなく、もう少しゆるめを希望するならデンマークでワーキングホリデーをとって現地の「市民大学(ホルケホイスコーレ)」に入学するのをお勧めします。これなら1年間ワーホリビザで滞在でき、かつ市民大学で英語の授業を受け希望なら住み込みもできます。その分、学費、生活費込みで月10万くらいはかかるそうです。(スウェーデンにはワーホリがなく、市民大学も英語の授業がほぼないので厳しい)手元にお金があればこちらもいいですね。

社会人のための北欧留学―デンマークのフォルケホイスコーレ ワーキング・ホリデー〈2010年版〉

 

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(2014年9月7日「Tatsumaru Times」より転載)