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日本最強のパワースポット「お伊勢さん」は、毎月1日の早朝に行こう

2014年05月15日 22時05分 JST | 更新 2014年07月11日 18時12分 JST

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出雲大社と並び「最高の聖域」と称される伊勢神宮。霊力の強さはご利益どころか害になることすらあるほどと言われています。が、そんな話を信じるかどうかはさておき、江戸の昔から庶民の憧れであった「お伊勢参り」は、身が引き締まる思いと同時に夢のように華やいだ気持ちにもなれる、21世紀の今でも魅力あふれる旅なのです。今回のタビィコムは、そんなお伊勢参りの魅力を一層際立たせる「朔日(ついたち)参り」をご紹介します!

・朔日参りとは

伊勢に古くから伝わる風習で、毎月1日には早起きして伊勢神宮へ参拝し、無事に過ごせたことを神に感謝するというものです。この朔日参りの日には、参道である「おはらい町」や「おかげ横丁」でその日限りの様々な催しが行われます。

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・内宮・外宮

正式には外宮➝内宮の順で参拝します。どちらも境内が広く、ご正宮だけお参りするとしても、外宮で20分、内宮で40分はかかります。でもまだ夜が明けたばかりの涼やかな境内を歩くのは、本当に気持ちのよいものです。

参拝は、内宮・外宮どちらも午前5時から可能です。

・おはらい町・おかげ横丁

朔日参りの朝はおはらい町が一番活気づく時です。おはらい町とは伊勢神宮(内宮)の門前町で、石畳に沿って切妻屋根の建物など、昔ながらの伊勢の景色がそのまま残っています。その中心部にあるおかげ横丁では、朝4時から8時まで「朔日朝市」が開かれ、大勢の参拝客が集まります。

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・すし久

朔日参りで忘れちゃいけないのは「朔日朝粥」。おはらい町にある手こね寿司の名店「すし久」で朝4時45分から販売開始、売り切れ御免の看板料理です。お粥は月替りでメニューが変わり、夏は6月に鮎雑炊、7月にもち麦粥、8月にはあなご粥となります。

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・赤福

そしてもうひとつ、朔日参りに来たら必ず食べたいのは赤福本店の「朔日餅」。伊勢を代表する甘味ですが、築130年を超える建物の縁側に座って、五十鈴川を眺めながらいただくお茶とお餅は格別の味わいです。大変人気のため前日から整理券が配られますので要注意。

筆者は昔、熊野古道の中辺路を一週間ドライブしながら伊勢へ抜けるという旅をしたことがあります。世界遺産登録前の熊野古道は荒れていて、辛く厳しい果無山脈を超えてたどり着いたお伊勢さんは、本物の極楽のように見えました。昨今流行りのパワースポットとしてだけでなく、江戸庶民の「一生に一度の憧れの旅」であった伊勢の地で、心洗われる楽しいひとときを過ごしてみませんか?

※朔日参りには、内宮へ徒歩5分の「神宮会館」が人気です。内宮の早朝参拝ガイドが無料で毎日行われています。

http://www.jingukaikan.jp/index.html

(写真・文 松下祥子)

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