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朝・昼・おやつ・晩!「博多うどん」を一日で味わいつくすオススメ店4選

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福岡のソウルフードといえば博多ラーメン、と皆さん思うでしょうが、実は地元っ子にとってラーメンよりもずっと身近な食べ物が「うどん」。讃岐うどんとは正反対の腰のない麺として知名度を上げつつある「博多うどん」がその定番です。腰のないうどんといっても、荷崩れた感じではなく、もちもちした不思議な食感。一度食べれば癖になること間違いなしです。
今週のタビイコムは、うどん発祥の地で愛される「博多うどん」の定番4店舗をご紹介します。


●博多うどんの老舗といえば「かろのうろん」

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「博多うどん」として一番に名前を上げられるのが、現存する最古の博多うどん屋である「かろのうろん」。「角のうどん」がなまって「かろのうろん」という店名になったそうで、創業は1882年。伝統の味です。
残念ながら店内撮影禁止ということで、今回主役のうどんの写真はなし。ご容赦ください。
最古の博多うどん屋の店内は、狭いなかにも老舗らしいこなれた感があります。有名店だけあってランチ時だけでなく常にお客さんで一杯です。
博多うどんのトッピングといえば「ごぼう天」と「丸天」なのですが、今回は「丸天うどん」を注文しました。丸天は福岡で愛される、丸くて薄い魚のすり身の天ぷら。大きさはかなりのもので、中には細切りのごぼうが入っています。
麺は太からず細からず、やわらかもっちりで口当たりよし。博多弁で「すめ」と呼ばれる出汁は、王道の昆布とカツオです。
実にあっさりとした、博多うどん基本の味。癖がなく、万人受けしそうなうどんでした。


●タモリのオススメで人気急上昇「うどん平」

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現在「博多うどん」で検索すると一番先に目に飛び込んでくるのがこの「うどん平」というお店です。人気の秘密は「タモリの行きつけ」として名前が広がったこと。伺ったその日も、アイドルタレントがうどんを食べている様子をツイッターに掲載してお客さんが押し寄せた、なんて話を女将さんが話していました。

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「うどん平」のうどんの特徴は、とにかく、とにかく、お出汁がおいしい!
ごくシンプルな昆布&鰹のコンビネーションながら、透き通った無駄のない味。まさに直球勝負といった面持ちです。
注文したごぼう天は薄切りで、チップスのような程よい歯ごたえ。卓上に用意された九州名物「ゆず胡椒」で味を変えつつ、ふわふわ麺を飲み込む極上のうどんを体験しました。

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カウンターの向こうでは、大将が目の前で麺をこね、やはり目の前で丁寧にとられている出汁も見えます。この丁寧な手作業を見たら、おいしい理由がすぐにわかるというものです。シンプルなのに忘れられない味となりました。さすが、タモリのオススメ!


●どこまでも膨らんでいく究極?の博多うどん「牧のうどん」

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「牧のうどん」は福岡市のお隣である糸島市発祥でありながら、「博多うどんの原点」とも呼ばれています。その理由は...とにかく腰がない、モチモチを通りこした麺!福岡市郊外を中心にチェーン展開しており、休日ともなると家族連れでどこの店舗も大賑わい。庶民に最も愛されているうどん屋のひとつです。
注文は豪勢に「ごぼう天&丸天」にしてみました。あっという間に出てきたうどんは、どんぶりから溢れそうなぐらいの量!トッピングだけでかなりお腹いっぱいになりそうです。

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ここのうどんの特徴は、最高のもちもち度を誇る麺なのですが、最初から太めの麺があっという間に出汁を吸ってどんどん増えていくのです。当然出汁も減っていくので、追加用のやかんがテーブルにおいてある。こんなうどん屋見たことないです。こうやって写真を撮っている間にも、丼のなかの麺がみるみる成長していく!

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カメラを置いて慌てて食べ始めました。しかし、食べても食べても...なくならない!むしろ増えていく!!最後には煮餅を飲んでいるような気分になり、相当頑張りましたが、満腹の限界を迎えて完食できませんでした。
迫力のある博多うどんを食べたいなら、足を運ぶ価値ありのお店です。


●実は庶民に最も愛されている「ウエストのうどん」

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福岡の街道沿いを行くと、大きな看板が目につく不思議なレストラン群が目につくことでしょう。そここそ福岡名物「ウエスト味の街」。アメリカのロードサイドレストランにヒントを得て作られたのが発祥で、「うどん」「焼き肉」「和食」「中国料理」などの独立店舗がひとつの敷地内に集まった形式が特徴なのです。現在は繁華街に居酒屋形式の店舗も展開していますが、もちろんそこでもうどんは食べられます。色々お店はありますが、ウエストといえばうどんが一番人気です。

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このウエストのうどん、実は麺が加ト吉の冷凍うどんなんです。というと「博多うどんとして取り上げていいのか?」と思われる方も多いと思います。が、ただの加ト吉ではないんです。正確に言うと「加ト吉に特別注文した冷凍うどん」。食べると冷凍うどん特有のつるりとした口当たりながら、明らかに普通の加ト吉うどんとは違うもっちり具合がやっぱり博多うどんなのです。安くてたっぷり、ごぼう天はぶつ切りで食べごたえ満点。庶民のお財布にやさしいのです。
福岡でいろんな人とうどんについて話したなかで、この「ウエストのうどん」を嫌いだといった人は一人もいませんでした。一番にこの店の名前を挙げる人もいなかったですが、こちらから「ウエストのうどんはどうですか?」と聞くと「おいしいよ!」「昨日も食べた」「なんだかんだで一番おいしい」なんて言葉が帰ってくるのです。
庶民の一番近くにあって、一番愛されているうどん、それがウエストのうどんなのかもしれません。

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いかがでしたか?他のどのうどんとも違う、博多うどんの魅力がお分かりいただけたでしょうか?他にも人気のうどん屋さんは福岡にはたくさんあります。福岡に行かれる際には、ラーメンと違ってここでしか食べられない博多うどんを是非とも味わってみてください。

(写真・文 松下祥子)