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知る人ぞ知る「関東2大ローカル麺」はこれだ!

2016年03月07日 23時42分 JST | 更新 2017年03月07日 19時12分 JST

日本人は、麺が好き。お米の国とはいいながら、ラーメンにうどんにと小麦系麺への愛も相当なものです。そんな日本では、全国的な知名度はなくてもその土地では大変愛されているというローカル麺がいくつもあるのです。今回のタビィコムは、そんなローカル麺のなかから関東近辺で愛されている「吉田のうどん」と「勝浦式タンタンメン」をご紹介します!

●日本一強いコシといえば「吉田のうどん」

山梨県は富士吉田市を中心に愛されているローカルうどん「吉田のうどん」は、2007年に農林水産省選定の「農山漁村の郷土料理百選」に選ばれたほど地元では有名です。

伝統の山梨の味として、ほうとうと名声を二分する存在ながら、知名度では圧倒的にほうとうに差をつけられていますが、なんと富士吉田市には60軒以上のうどん店が。人口比から考えると相当な軒数で、ローカルの方々は昼時になると日参するのが普通なのだそうです。

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特徴は、とにかく腰が強い。というか硬い!

普通のうどんを食べ慣れた身としては、これはまだ製作途中なのではないかと疑うほどの粘りのなさ。この強烈な個性が、一度刷り込まれると離れられない理由のひとつだと思われます。

そしてもうひとつの特徴は、店によって違う「スリダネ」。唐辛子ベースの辛味噌です。このスリダネがその店の味なのです。

スタンダードな吉田のうどんの具はキャベツと馬肉。あっさりした和風出汁にキャベツと馬肉の甘みが実によく合うのです。


●飲みたくなるラー油「勝浦式タンタンメン」

千葉県勝浦市で食べられる、知る人ぞ知るご当地麺です。B-1グランプリにて数々のタイトルを獲った絶品で、週末には噂を聞きつけたラーメンファン達が遠方から食べに来るほど。待ち時間の長さが店の人気をあらわしています。

こちらのタンタンメン、一般の担々麺と違うのは「芝麻醤(ねりごま)」が入っていないところ。何でも、簡単に手に入らない芝麻醤の代替となる味を試行錯誤して作り上げられたのが勝浦式担々麺の由来だそうです。特徴は醤油ベースのスープにたっぷりのラー油、それから唐辛子で炒めた玉ねぎとひき肉です。

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クリアな辛さとラー油のうまみが特徴なのですが、決してまろやかさがないという意味ではないのです。これだけラー油を使っていながらくどさが感じられない、どころか芝麻醤のかわりにまろやかさの主体にもなっているところが絶妙!これぞ「くせになる辛さ」です。

真冬でも大汗をかきながら麺をすすり、さらに残ったスープをご飯にかけて「ラー油茶漬け」としていただいてしまうほどの味、遠方から通ってくるお客さんの気持ちがよく分かりました。


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いかがでしたか?

「吉田のうどん」は稲作ができないエリアで、富士講の参拝客に手早く出すという背景から硬くシンプルな麺が出来上がったと言われ、「勝浦式タンタンメン」は冷えた体を温めたい海女や漁師から支持されたという、漁師町ならではの背景があります。

ローカル麺を食べながら、その土地の文化に思いを馳せる。そんなグルメ旅に出てみることを、春の旅候補に加えてみてください。

(写真・文 松下祥子)