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アジア最大のバルーンフェスタで見つけた「佐賀のかわいいもの」5選

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秋の深まりを感じる11月初頭、アジア最大の熱気球大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が例年どおり開催されました。大空に舞う大量のバルーン見たさに全国から大勢の人が佐賀に集まり、知る人ぞ知る秋の風物詩として愛されてきました。

今週のタビィコムは、バルーンフェスタで沸く佐賀で知った、隠れた「かわいい名品たち」を5つご紹介します。九州で最も地味と言われる地は、知られざる逸品の宝庫でした!

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Photo by jewell willett


着実に全国区を目指す「嬉野紅茶」

甘味好きのなかには「嬉野紅茶」という名前を聞いてピンと来るひともいるかもしれません。日本一有名な高級羊羹店「とらや」東京ミッドタウン店の限定紅茶「紅葉-くれは-」がこの嬉野紅茶なのですが、最初に製造したのは明治30年創業の老舗「相川製茶舗」。香りを添加しないすっきりとした味わいが人気で、現在では様々な製造所で個性豊かな嬉野紅茶が作られるようになりました。

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パッケージのおしゃれさも目を引きます。

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カフェで飲んだものは、ほうじ茶のような風味が立った、まさに日本の甘味に合いそうな味。現在全国にファンを増やしつつある、懐かしい味わいの紅茶です。


シュガーロードのお膝元、伝統の「あまいもの」

江戸の昔、輸入品であった砂糖は、出島から長崎、佐賀を抜ける「長崎街道」を通って江戸に運ばれていました。そのためこの長崎街道沿いは「シュガーロード」と呼ばれ、砂糖をふんだんに使った欧米の製法を取り入れた、バラエティー豊かな銘菓を生むお菓子の名所となりました。

そんな佐賀で特に愛されているのは小城羊羹。シュガーロードの拠点であった小城の伝統が、今なお佐賀スイーツの原点として愛されています。

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明治32年創業の老舗「村岡総本舗」の羊羹は、パッケージの可愛さが群をぬいていました。

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シュガーロードが産んだもうひとつのスイーツといえば「麦芽水飴」。砂糖を一切加えず作る伝統の味は、お菓子に入れても紅茶にいれてもとても品の良い甘味を加えてくれるのです。

麦芽水飴の老舗である「北島」では、佐賀の人々に長く愛されてきた「あめゆ」も人気です。とろりとした水飴をお湯としょうが汁で割った飲み物で、庶民の甘味が多様でなかった時代から愛されてきました。おばあちゃんを思い出す、とってもキュートで暖かい味です。


ブランド確立へ歩みだした「諸富の家具」

日本一の家具の町として名高い、福岡県大川市。大川家具のブランド力は絶大です。その大川の隣町である佐賀県の諸富町は、これまでは大川家具産地の一部として認知されてきました。しかし最近になって、若い世代を中心に大川ブランドから「諸富の家具」として脱却をはかる動きが。今、諸富町は勢いのある作家ものの家具工房が集まる町へと進化を続けています。

バルーンフェスタの物産展に出店していた「ナカヤマ木工」の家具は、家具作家が手ひとつで作り出すおしゃれな家具という、諸富の家具のテイストをよく表していました。

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思わず揃えたくなるカラフルなスツール。かわいい。

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体のカーブに沿うよう、無垢の木から手作業で削りだした椅子。よくある木の椅子とは全く違う座り心地です。

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作家の中山貴裕さん。こっそりとかかとが赤いスニーカーとシャツの赤が揃ってました。おしゃれ度高し!


明治創業の老舗漬物店が作る「百年ピクルス」

良質な水を使った日本酒の製造が盛んな佐賀県鹿島市。お酒だけでなく、同じく発酵食品であるお漬物の老舗「清蔵たぞう」もこの鹿嶋市にあります。べったら漬から吟醸粕漬まで様々なお漬物が揃う名店。たった2人で切り盛りしているこの清蔵は、古い建物を改装し清蔵見学もできるようになっています。

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様々な粕漬達。奈良を超えた美味しいお漬物がまさか佐賀で食べられるなんて、本当に驚きました!

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そして100年以上続くこの「清蔵たぞう」が新たに手がけた商品が「百年ピクルス」。粕漬の隣に並ぶには違和感満載のおしゃれさ。地元野菜を使った無添加ピクルスで、商品そのものといいパッケージといい、かわいい!


新しく生まれ変わるご当地グルメ「シシリアンライス」

佐賀のご当地B級グルメとして愛されてきたのが、知る人ぞ知る「シシリアンライス」。

佐賀っ子に聞いたところによると、今から20年以上前、ナポリタンと同じような喫茶店の定番メニューだったそうです。しかし駅前の過疎化にともなって古い喫茶が姿を消し、シシリアンライスの陰も薄くなっていたとか。それが昨今のB級グルメブームに乗って、装いも新たに今どきカフェの人気メニューとして息を吹き返しているのだそうです。

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佐賀の桜ポークや佐賀牛と出荷高全国一の玉ねぎを甘めのソースで炒め、そこに生野菜とマヨネーズをトッピングします。実は福岡のイタリア料理店オーナーが作ったもので、「シシリアン」はシチリア島から来ているらしいのですが、福岡では全く普及せず、佐賀のご当地グルメとなっています。

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頂いたカフェレストラン。おしゃれ! 郊外の大型モールに人が流れるなか、駅前に今センスのいいお店が集まってきているのだとか。若い人たちが頑張っています!

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きっとどこの地方都市にも、地元の人にとっては当たり前すぎて見逃している逸品があるのだと思います。佐賀だけでなく、身近だけれど注目されていない地味なエリアで「かわいい名品さがし」をする旅もなかなか楽しい! 是非試してみてください。

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おまけ:バルーンフェスタ会場の物産展でみつけたゆでたまご。お塩の包み方がかわいい!

(取材協力:橋口佳代子 写真・文:松下祥子)

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