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【ホーチミン紀行その1】甘いもの苦手だけどベトナムローカルスイーツ「チェー」を制覇してみた

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ベトナムを代表するローカルスイーツ「チェー」をご存知でしょうか。日本でいうところの「あんみつ」みたいなもので、豆や米を中心とした多彩な具に「あん」をかけて食べるもの。ベトナム全土で愛されているのです。
今回のタビィコムは、甘いものがめっぽう苦手な記者と、甘いものに興味がないホーチミン男子の二人が、ホーチミンシティーの人気チェー店に乗り込んで見つけた「甘いものが苦手でもおいしいチェー」をご紹介します。


●バイクをすっ飛ばしてやってきた「Che Mam Khanh Vy」は地元っ子で溢れかえっていた

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今回お邪魔したお店は、ホーチミンのグルメサイトでも人気の店として紹介されているところ。「とりあえず全部頼んでみよう」と、今回ガイドしてくれたホーチミン在住マーク君がお店の人にオーダーしてくれた。

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メニュー一覧。ここで出すチェーは16種類。芋、豆、米が主体のベーシックなもの。チェーの種類自体はもっともっと多いのだが、私達には16種類でも先が思いやられた。

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頼むとあの鍋から、小さなお椀にチェーを注いでくれる。

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ベトナム語読めないだろうからとチェーの種類を書き写し出すなり、興味がないもんだから難航の一途を極めるマーク君。まわりのお客たちが次々と愛の手を差し出す。


●これが問題のチェー達だ!

さて、全部頼んだはいいものの、マーク君も私も譲り合いの精神を発揮してなかなか手がつかない。そこでマーク君が具を説明できたものから、記者が食べていくことに。

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Banh Flan(バインフラン)。ベトナム風プリン。練乳を使ったプリンにインスタントコーヒーがかかって、かち割り氷が乗せてある。苦味がきいて冷たくて美味!しかしこれ、チェーではない。

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Xoi(ソイ)。おこわにココナッツミルクがかかったもの。記者はココナッツミルクが苦手だが、意外にもあっさりしておこわに合う。うっすらと塩も効いてて美味。最初の二つがイケたので、スイーツに開眼するかもと期待が高まる。

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Me Den(メデン)。どろどろにした黒ゴマとココナッツミルク。隙を見せた途端にフックである。どうして黒ゴマを甘くするのか理解に苦しむ。ついに甘味が牙をむいてきた。

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Dau Do(ダウド―)。煮た小豆とココナッツミルク。ほぼぜんざいである。これは日本人には食べやすい。甘みも控えめ。

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Che i(チェイー)。生姜もち団子に生姜スープ、ココナッツミルク。風邪じゃないんだから、甘い生姜とか無理だ。餅なのでより起爆力あり。

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Khoai Mon(コアイモン)。煮たタロイモとココナッツミルク。重くて甘い。そうとしか言えない。

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Dau Trang(ダウチャン)。煮た白豆とココナッツミルク。豆とココナッツミルクが一体となって、濃くて甘い豆ペーストのような感じ。まだ受け流せる。

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Troi Nuac(チョイヌォック)。緑豆餅生姜スープにココナッツミルク。さっきより甘い餅がでかいぶん強敵である。マーク君も記者もちょっとだけちぎるのに必死だ。

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Chuoi(チュウイ)。煮たバナナにココナッツミルク。バナナは苦手なのだが、煮たバナナは少し酸味があって意外にイケる。甘いもの責めからやっと一息、さながら「チェーのオアシス」である。

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Che Bap(チェーバップ)。煮たとうもろこしにココナッツミルク。なんでもココナッツミルク。ココナッツミルクじゃない味を食べたくて仕方ない。でもこれは比較的あっさりしていて食べやすい。離乳食みたいだ。

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Tao Xoan(タオスアン)。皮むき緑豆とろみスープ、ココナッツミルク。このあたりからマーク君も何の具か混乱しはじめる。そして甘い。甘すぎる。ただただ甘い。甘い爆弾だ。

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Dau Xanh(ダウサン)。Dau=豆という、特に必要ないベトナム語をひとつ覚えた。皮つき緑豆とココナッツミルク。もう味がよく分からない。

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Baba(バーバー)。さつまいもとタピオカにココナッツミルク。マーク君が「タピオカ、いやタロイモ、やっぱりタピオカ?なんかイモ」と相当迷走しはじめた。これは辛い。タピオカがこんなに辛い食べ物だとは知らなかった。サツマイモは元々苦手だったがさらに苦手になった。ずっしりしすぎて二人とも一向にスプーンが進まない。写真をまっすぐ撮る余裕もない。

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Dau Den(ダウデン)。黒豆とココナッツミルク。正月の味。母の濃すぎるしょうゆ味が恋しい。

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Rau Cau Dua(ラウカウユーア)。ココナッツゼリー。味がない。重くない。甘くない。なんて美味しいんだ!!

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Dau Xahn hat(ダウサンハット)。今回4つ目の緑豆、最強の刺客である。緑豆のさやが入っているようで、青臭い。甘いペーストとココナッツミルクの風味が青臭さをさらに引き立てている。一口で汗だか涙だか分からないものがだくだく出た。

●果たして甘いモノが苦手でもイケるチェーは?

これが本題である。マーク君と私が死闘のすえに見出した、ベトナムスイーツキングは果たしてどれなのか?二人でスリーカウントで指差して決めてみた。

1位
満場一致で「バインフラン」。つまりインスタントコーヒーがけプリンだ。チェーじゃないじゃないか!

2位
これも満場一致で「ラウカウユーア」、ココナッツミルクのゼリー。やっぱりチェーじゃない!

3位
これは意見が割れた。記者は「チェーソイ」、おこわのチェー。マーク君は「チュウイ」、バナナのチェー。記者もバナナは捨てがたかった。おこわのチェーは甘いからこそわずかな塩気が引き立って甘さを打ち消してくれる。バナナも酸味がいい感じ。やっとチェーが二つランクインした。

ーーーーーー
いかがでしたか?甘いものが苦手なので辛口になってしまいましたが、ベトナムのチェーの魅力が伝わっていることを願います。ほんとにローカルの人には大人気の素朴な味で、きっと甘いもの好きな人にはとても美味しいと思います。
さて、甘味が苦手な我々のその後はというと...大量にあましたチェーを前に一向にスプーンが動かなくなり、「まあ、取材だから!」と高らかに言ったマーク君が周囲の若者に配ったり、それでも残ったチェーを包んでもらって奥さんに持って帰ったりしました。無駄にはしていませんよ!

●今回お世話になったお店
Che Mam Khanh Vy
Sư Vạn Hạnh, Quận 10, TP. HCM
http://www.foody.vn/ho-chi-minh/khanh-vy-che-mam

(写真・文)松下祥子




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