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ギター老舗のFender、ヘッドフォン市場に参入 創業70年目で初めて一般消費者向け製品を販売した理由

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fenderheadphone

70年間、ギターとアンプでミュージシャンたちをロックしてきたFenderが今日(米国時間5/12)、初めての一般消費者向けの製品を発売した。それは、楽器を弾くときの耳内モニタとしても使えるヘッドフォーンだ。

その音は力強く、そして大音量でもクリアーだ。お値段はDXA1タイプの99ドルから、オーディオマニアをねらった499ドルのFXA7まで数種類、耳孔に挿入するイヤーバッドではなく、その手作りチタン製の筐体は耳殻全体を覆い、外部ノイズを遮断して、強力でバランスの良い外殻とドライバーアンプをそこに収める。

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演奏中のミュージシャンが叩き出すビートを無難に扱うから、彼/彼女やバンドの全員が、従来のステージモニタの代わりにこれを、小さな耳内スピーカーとして使える。

耳孔に入るバッドの部分は感熱性のすべらないエラストマー製で、全体は外耳にかけるフックで固定される。ケーブルは着脱式なので、ほかのものに換えてもよい。音は全体的にバランスが良く、低温が異様に強調されることはない。ミュージシャンもオーディエンスも共に、本物の音楽を楽しめる。

今Fenderは、楽器とアンプで築いたヒップな企業イメージを利用して、主に音楽の消費者に向けた製品を売りだそうとしているようだ。同社のVP Jim Nineslingによると、"これからのFenderはライフスタイルのブランドだ。音楽を演奏しない人たちでも、かっこいいからうちの社名入りのTシャツを買うようにね"、という。

Nineslingによると、スマートフォンがモバイルの音楽消費をブームにした。ヘッドフォーンは今、年間80億ドルの産業へと肥大している。Fenderも、成長するためにはその道を進むしかない。

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Fenderを楽器のレジェンドに育てた高度なオーディオ技術とセンスが、ヘッドフォーンにも生かされている。たとえばボーカルの場合、まるで自分の頭の中にその歌手がいるようだ。多様な音像の、区別も明確だ。たとえばスタジオ録音の音は、それらしく不完全な音になる。こんな言葉を思い出す: "氷山の上のレタスのように歯切れが良い"。

そのデザインは、90%の人の耳に合う、という。しかしそれでも、プロのミュージシャンなどが求めるより完全な遮音性は、200ドルの耳内モニタ+200ドルのEtymotic社製フィッティングの方が、ベターかもしれない。Etymotic社は、ユーザーの耳孔を粘土で形どりする...つまりオーダーメイドだ。2000万のオーディエンスストリームを稼いでいるインディーバンドCathedralのリーダーJohnny Hwinが、このような感想を述べたが、彼はFender FXA6を使ってみて、音のバランスは楽しめたが、耳に完全に合うことも重要だ、と言った。

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本誌TechCrunchで最近ハードウェア記事を担当しているBrian Heaterは、Fenderのハイエンド機FXA7を試してみてこう述べた: "音はすごくいい。音源を正確に再現するし、クリアーで均質な(特定レベルだけを優遇しない)音質だ。最近の耳内ヘッドフォーンとしては、ベストではないか。それに、耳への収まりが良くて快適だ。もちろんカスタムメイドにはかなわないかもしれないが、単一サイズの一般消費者製品としては、良くできているよ"。

残る疑問は、Fenderがこれまで楽器やアンプで築いた信頼を、消費者製品に関しても得られるか、だ。消費者が、プロ用製品として敬遠することを、防げるだろうか。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

(2016年5月13日「創業70歳のFenderが消費者市場の重要性に目覚め、耳内モニタ兼用のヘッドフォーンを発売」より転載)

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