Googleの完全自動走行車、シリコンバレーを走る

Googleは自動走行車プロジェクトの情報をアップデートし、最新のプロトタイプがすでにマウンテンビューの路上を走っている ことを明らかにした。

Googleは自動走行車プロジェクトの情報をアップデートし、最新のプロトタイプがすでにマウンテンビューの路上を走っている ことを明らかにした。これは昨年12月にGoogleがお披露目したキュートなミニカーの改良版で、Googleがすべてを内製した。完全な自動運転を目的としており、車内にはハンドルなどのコントロールがない。

ただし現在は路上テストの際には万一の事態に備えたバックアップのドライバーの搭乗が義務付けられており、取り外し可能なハンドル、アクセル、ブレークなどが装着される。また自動運転モードでは最高速度は時速25マイル(40キロ)に制限される。ソフトウェアはLexusに搭載されてすでに長距離を走っているものと同一だ。

Googleのパンダ風のミニカーは先週からスタートしたデザインを公募するプロジェクトのおかげで一層かわいくなった。Googleは「私のコミュニティー、私の隣人」というキャッチフレーズを掲げて、カリフォルニアのアーティストから自動走行車をさらに親しみやすくするペイント案を募集している。

自動走行車が人間の運転より安全だといかに統計的に証明しても、人間というものは統計ではなかなか動かないものだ。むしろかわいらしいボディーペイントの方が普及には効果的かもしれない。

(2015年6月26日 TechCrunch日本版「Google自製の完全自動走行車がマウンテンビューの路上を走り始めた」より転載)

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