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ビットコイン、最近の価格安定は成熟の証なのか?

2014年01月19日 23時28分 JST | 更新 2014年03月21日 18時12分 JST

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まるで酔っぱらいのように崩壊と回復を繰り返した2013年のビットコインは、マスコミに無限のネタを提供し、存在を大衆に知らしめると共に、それを支えるネットワークは一歩ずつ成熟しつつある。

1日に50%も損したり儲かったりする資産は投機の道具として扱うほかなく、中でもこれは驚くほどリスキーだ。しかし、新年になってビットコインを巡るメディアの嵐がほぼ収まる中、買い手と売り手のネットワークは順調に拡大を続け、何やら面白そうなことが起きている。ビットコインの相場が落ちつきつつあるのだ。

ビットコインは、伝統的通貨と比較してまともに取引するには変動が大きすぎる。しかし、ここ2週間近くは驚くほどの安定を見せており、これはビットコインを商取引に使いたい人々が、市場の気まぐれで大きく損得することがないと信じられるようになったことを意味している。

このビットコイン D1チャートは依然としてユーモラスだ(D1とは、それぞれのチャートが1日の取引を表していることを意味する)。

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しかし、最近のH4チャートの履歴を見ると、白い縦線の右側では、ビットコインがほぼ行儀よく振舞っているのが見える。白線の位置は1月7日で、その後のビットコインは正常状態を保っている。

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チャートの前半と後半を見比べると ― まるで異なる2つの物質を見ているように感じる。

価格安定性は、長年ビットコインにつきまとう魔物だった。通貨価値が上がればニュースになり、さらに急騰を呼ぶ。しかしその一方で、ビットコインが投機対象ではなく取引手段となるためには、狂騒を鎮める必要がある。その結果メディアでの取扱いは変わってきた ― 小誌においてさえ。

自らを引用させていただくなら、これが本誌のスタンスだ

ビットコインはより安定した価格を必要としている。それは、ネットワークがビットコイン価格を一定レベルで正当化するに十分な大きさになった時にのみ、実現可能だ。そしてそのためには、今は価格変動のためによりつかない小売店をより多く引きつける必要がある。



要するにこういうことだ:ビットコインの通貨としての有用性と資産としての価値は、すべてそのネットワークに依存している。ビットコインがどちらとして振舞うにせよ、市場での機会を与えるのはそのネットワークである。

そう。そしてOverstock.comのような主要小売店が参入したことによって、ビットコインはメディアの目を逃れ、安定した価格をそこそこ続けることができている。

風向きは変わったのだろうか。

トップ画像提供:Flickr

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

(2014年1月20日のTechCrunch Japan『Bitcoin、最近の価格安定は成熟の証なのか?』から転載)

ビットコイン狂騒曲