27日の通勤 横なぐりの雨や土砂降りに注意

落雷や突風、急な強い雨に注意が必要です。

明日(27日)の午前中にかけて太平洋側を中心に大気の状態が不安定に。南風も強まるでしょう。通勤時間帯は横なぐりの雨や土砂降りの雨に注意。

27日の午前中 横なぐりの雨や土砂降りの雨も

明日(27日)の午前中にかけて、低気圧や前線が日本付近を発達しながら進むでしょう。暖かく湿った空気が入り、太平洋側を中心に大気の状態が不安定になりそうです。カミナリ雲の発達する所もあるでしょう。落雷や突風、急な強い雨に注意が必要です。沿岸部を中心に南風も強まるため、横なぐりの雨となる所もあるでしょう。

雨や風のピークは九州や中国、四国は明日の明け方、近畿や東海は朝で、ちょうど通勤の時間帯にあたりそうです。関東は昼前後でしょう。雨や風のピークの時間帯は列車の遅れなど、多少影響のでる可能性もありますので、少し時間に余裕を持った行動を心がけると良さそうです。

予想最高気温にだまされないで

明日ははじめ南風が強まり、太平洋側ではこの時期にしては最高気温が高めの予想の所が多くなっています。特に、高知や東京は17度と11月並みの予想です。ただ、油断は禁物です。最高気温は南風の強まる比較的早い時間帯にでるでしょう。午後は北風に変わって、冷たい空気に入れ替わるため、明日は朝より夜の方が冷えそうです。油断せずにしっかりと寒さ対策をした方が良いでしょう。気温の変動が大きくなりますので、年の瀬の忙しい時期に体調を崩さないよう、お気をつけ下さい。

28日(水)は冬型の気圧配置で、太平洋側は天気が回復しますが、北風の冷たい一日となりそうです。

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2016-03-10-1457595156-9917132-small.jpg吉田 友海

[日本気象協会本社] 気象予報士

信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。

現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。

土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。

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