体温を超える危険な猛暑が続く 局地的に滝のような雨も

体温を超えるような猛烈な暑さが続きます。

体温を超えるような猛烈な暑さが続きます。一方、午後はあちらこちらで雨雲やカミナリ雲が発生。急な雨や落雷、突風、ひょうが降るおそれも。きょうも一日、空模様の変化にご注意を。

■ きょうも暑い!体温以上の暑さが予想される所は?

きのうは岐阜県多治見市で39度9分と、40度に迫る猛烈な暑さに。きょうも強い日差しが照りつけ、気温がグングン上がります。予想最高気温は、埼玉県熊谷市で38度。名古屋、京都、さいたま、前橋、甲府、福島、岐阜で37度体温を超えるような危険な暑さとなるでしょう。

■ 東北南部~九州で熱中症「危険」ランク

正午の熱中症情報(下の図)を見ると、東北南部から九州の広い範囲で紫色の表示があることがわかります。これは「危険」のランクで、「炎天下の外出はなるべく避けて、涼しい室内で過ごす。高齢者は安静にしていても熱中症にかかる」といわれています。

連日の猛暑で疲れがたまっている方もいるかと思います。屋外で過ごす予定の方は、日傘や帽子で日差しを遮ったり、汗をかいたら水分とともに塩分をとったりすることが大切です。室内でも冷房や扇風機を上手に使って、無理をせずにお過ごしください。

■ 急な雨、落雷、突風、ひょうにも注意

一方、気温の上がる昼頃からは、天気の急変にご注意を。

きのうに引き続き、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込んでいます。地上の気温が上がると、上空との温度差が大きくなり、大気の状態が不安定に。あちらこちらでカミナリ雲が発生し、局地的には滝のような雨が降るおそれも。山沿いが中心ですが、夕方からは平野部も含めて広く雨が降る可能性があります。

お出かけは、強い日差しを遮ることができ、急な雨にも対応できる「晴雨兼用」の傘があると安心です。また、下のリンク「豪雨レーダー」や「雨雲の動き」を使えば、雨雲の接近をチェックすることもできます。ぜひご活用ください。

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石上 沙織

気象予報士

「どんなときでも、天気予報だけは必ず見る」NHK岐阜放送局のキャスター時代、取材に伺った職人さんから聞いた言葉です。天気次第で、仕事の進め方や作品の出来が変わってしまうとのこと。以前から「人の役に立つ情報を伝えたい」と考えていた私は、「これだ!」と思い、気象予報士を目指すことになりました。

その後、NHK名古屋放送局キャスターや中部支社での解説・予報業務を経て2015年春より日直予報士の一員に。

読んでくださった皆さんに、少しでも「役に立った」と思ってもらえる記事を目指します!

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