オリオン座流星群、今日21日夜がピークに 見るコツは?

21日夜頃、オリオン座流星群が極大に。多ければ、1時間あたり40個の流れ星を見られることも。30日までは見られるので、見るうえでのコツも......

21日夜頃、オリオン座流星群が極大に。多ければ、1時間あたり40個の流れ星を見られることも。30日までは流れ星を見やすい時期なので、ピーク後の天気も詳しく。

「星に願いを」 流れ星を見るコツ

10月の夜空を飾る「オリオン座流星群」。母天体がハレー彗星という流星群です。

「オリオン座流星群」の見やすい時期は「10月2日~30日」で、中でも極大(ピーク)を迎えるのが、21日水曜日の夜頃なのです。

1時間あたり、多ければ40の流れ星が見られ、大出現した2006年には活発な出現が3~4日も続いたそうです。

流れ星は午後10時頃から流れ始め、放射点の高くなる真夜中過ぎが、おススメです。

夜半頃には月が沈むので、月明かりに邪魔されず、星空を眺められそうです。

流れ星を見つけるポイントは、空を広く見ること。

また、なるべく、街灯など人工の明かりが少ない場所を選んでください。

できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも、星に願いを託すコツです。

そこで、気になる星空情報がこちら。

21日水曜日 夜の天気

流星群がピークを迎える21日水曜日の夜は...

関東から北は晴れる所が多いでしょう。

ただ、東北北部では、夜遅くは、所々に雨雲がかかりそうです。

東海から西は、雲が広がりやすいですが、近畿や九州南部など星空の見られる所もあるでしょう。

22日木曜日 夜の天気

でも、ピークを過ぎても、30日までは見やすい時期が続きます。

21日水曜日よりも、晴れる所が多いのが、22日木曜日です。

22日木曜日の夜は...

北海道から九州まで広く晴れるでしょう。

東北は雲が広がりやすいですが、雨の降ることはなく、雲の間から星空の見られる所もありそうです。

その後、北海道は週末からぐずつきますが、そのほかは27日頃まで晴れる所が多いでしょう。

21日に流れ星を見られなくても、tenki.jpで最新の予報をチェックして、ぜひ夜空を見上げてみてください。

晴れる夜ほど寒い 流れ星観察は暖かくして

ただ、晴れる夜ほど、気温がグンと下がります。

雲があれば、地面近くの暖かい空気がとどまっているのですが、雲がないと、地面近くの暖かい空気が空の高い所へ逃げてしまうのです。

寝る時に、布団をちゃんとかけるか、布団なしか、というのと同じことです。

東京都千代田区の予想気温をみてみますと、21日24時は、15度9分。

でも、2メートルの北風が予想されているので、体感的には15度を下回りそうです。

流れ星にお願いする際は、風邪をひかないよう、暖かくしてくださいね。

【関連リンク】

2013-12-17-small.jpg

望月圭子

気象予報士

福島県会津生まれ。

東京での大学生活を経て、テレビ山梨のアナウンサーに。

ニュースや中継、県政番組、音楽番組、グルメコーナーなど、幅広く経験しました。

フリーに転身後、大好きな気象を学び、気象予報士の資格を取得。

『OAに強い気象予報士』として

テレビ山梨「ニュースの星」気象キャスターや

NHKラジオ「ジャーナル」気象キャスターを務め、

フジテレビで気象の解説をしたり、

文化放送やニッポン放送、JFNなどでも、天気を伝えてきました。

現在は、テレビやラジオの天気原稿を書いたり、

新聞の天気概況も担当しています。

「どう伝えるか」ではなく

「あなたに、どう伝わるか」を大切にしながら

日々の天気を伝えている私が、

『あなたのお抱え気象予報士』になれれば、幸いです。

高解像度で撮影した冥王星

注目記事