23日宵の頃「半影月食」みえるかな?

「半影月食(はんえいげっしょく)」とは、月が地球の半影に入って、月面の一部がわずかに暗くなる現象です。

23日は宵の満月に注目してみてください。月の一部がわずかに暗くなる「半影月食(はんえいげっしょく)」と呼ばれる現象がみられます。食の最大は午後8時47分頃です。各地の天気はどうでしょうか。

宵の満月に注目!! 「半影月食」とは・・・

「半影月食(はんえいげっしょく)」とは、月が地球の半影に入って、月面の一部がわずかに暗くなる現象です。

通常は数年に一度しか見ることができませんが、2016年は3月23日、8月18日、9月17日と3回あり、

きょうは今年1回目の半影月食となります。

23日の半影月食は、午後6時37分ごろに暗くなり始め、

午後8時47分ごろに最大、午後10時57分ごろに終わります。

暗くなり始めのころは月の高度が低く見づらいので、

月が高くなり影が最大となる午後9時前~午後10時ごろを中心に月の明るさを比べてみると良いでしょう。

月の南寄りの部分がいくらか暗くなっているのがみられます。

半影月食は、注意して見ないと月食と気付かない場合がほとんどですが、

今回は比較的わかりやすいとされています。

肉眼ではわかりにくい場合、露出を一定にして撮影して見比べるのも良さそうです。

各地の詳しい天気は? 半影月食はみえる?

図の星空指数で各地の天気を確認してみましょう。

【沖縄・九州南部】

雲が多く、雨の降る所もあるため、月を見るのは難しいでしょう。

【九州北部】

多少雲は広がりますが、雲の切れ間から月がみられそうです。

【中国・四国~関東】

すっきりとはいえませんが、晴れ間があるでしょう。期待できそうです。

【北陸・東北や北海道の日本海側】

雲が広がりやすく、雨や雪の降る所があるでしょう。月食を観測するのは難しい天気です。

【東北や北海道の太平洋側】

晴れ間があるでしょう。一度、空を眺めてみてください。

特に、九州北部から関東、東北や北海道の太平洋側は見られる所がありそうです。

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堀江 万喜

気象予報士 防災士

出身地の東海地方では「中京テレビ」や「NHK名古屋放送局」で気象キャスターを務めました。その他、各局ラジオの気象コーナーも担当し、経験を積んできました。2014年4月からは関東に移り、新しい土地の空気や空を感じながら毎日enjoy♪しています。のんびり歩いたり、車窓から景色を眺めることが大好きです。お天気を通して、皆さんの生活がより楽しくなるようお手伝いしていきたいと思います♡

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