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梅雨の台風3姉妹、13年ぶりに出現 大雨に警戒を(深水瑶子)

2015年07月04日 22時02分 JST | 更新 2015年07月04日 22時02分 JST

日本の南海上には3つの台風があります。梅雨時に3つ以上の台風が同時に存在するのは、2002年以来13年ぶりです。2002年の事例を踏まえながら、今後の注意点をお伝えします。

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雲のようす

梅雨時に台風3つ 13年ぶり

4日午前3時に台風11号が発生し、日本の南海上の台風は、9号と10号を合わせて3つになりました。梅雨時に3つ以上の台風が同時に存在したのは2002年以来、13年ぶりです。

梅雨時の台風 大雨のおそれ

梅雨時の台風は大雨をもたらすことがあります。台風からの湿った空気が、梅雨前線の活動を活発にするためです。今後は台風とともに、梅雨前線の動きにも注意が必要です。

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2002年台風6・7・8号 おおよその進路

台風と梅雨前線による雨 2002年の場合

2002年は7月9日からの3日間、台風6号・7号・8号と3つの台風が存在し、台風6号と7号が相次いで上陸、8号が日本に接近しました。

台風6号と7号により、日本海から東北地方に停滞していた梅雨前線の活動が活発になり、記録的な大雨になりました。死者・行方不明者、浸水被害や土砂災害、鉄道の運休や道路の通行止めなどが相次ぎました。

【7月9日~11日 台風6号と梅雨前線】

九州~本州太平洋側と北海道東部で大雨

1日の降水量は、大分県野津町出羽 220ミリ、岐阜県根尾村樽見 495ミリ、静岡県静岡市井川450ミリ、岩手県釜石市 232ミリ、北海道音別二俣 216ミリ など。

広い範囲で大雨になりました。

【7月13日~16日 台風7号と梅雨前線】

沖縄、東北日本海側、中部地方で大雨

1日の降水量は、新潟県相川町 240ミリ、長野県大滝村御嶽山 217ミリ、沖縄県伊是名村 205ミリ など。

総降水量が200ミリを超える大雨になりました。

特に台風6号による大雨では、

・岐阜県 長良川が増水し、堤防が崩落

・群馬県 竜巻とみられる突風や土石流が発生

・福島県 阿武隈川が危険水位を超え、浸水

・宮城県 旧北上川や江合川があふれて浸水

といった大規模な災害が発生しました。

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台風 今後の進路と影響は?

●台風10号

暴風域を伴いながら、ゆっくりと北上。8日木曜日ごろに沖縄の南へ進む見込みです。

●台風9号

時速15~20キロの速さで西へ進みながら、発達を続けるでしょう。7日水曜日ごろにはフィリピンの東で非常に強い勢力になる見込みです。その後、次第に進路を北西に変え、日本の南に近づきそうです。

●台風11号

時速20~25キロほどの速さで西へ進み、発達する見込みです。

【台風の影響は波から】

5日日曜日には、台風からのうねりが届く見込みです。南西諸島から関東の太平洋側にかけて波が高くなるでしょう。海のレジャーなどの際は、高い波にお気を付けください。

そのほか最新の情報が入り次第、日直予報士が随時お伝えします。

(2015年7月4日 21時50分)

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