暴風雪に警戒を 平野部でも積もるところも

きょうは全国的に風が強まり、日本海側は大雪や猛吹雪に警戒。太平洋側にも雪雲が流れ込み、平野部でも積もる所があるでしょう。

名古屋の今朝の様子

けさの姫路城の雪景色

(撮影:日本気象協会関西支社 櫻井雪彦)

日本海側は山沿いを中心に大雪 太平洋側でも所々で雪

きょうは北海道の東で発達した低気圧の動きが遅くなり、日本列島は冬型の気圧配置が強まります。北西の風が全国的に強まり、日本海側は大雪や吹雪に警戒が必要です。 午前7時現在の積雪ですが、青森県八甲田山系の酸ヶ湯は219センチとなっており、山形県金山では午前7時までの24時間に49センチの雪が降りました。昨日からすでに大雪になっている所もあり、さらに積雪が増えるでしょう。急に雪が増えると雪崩が発生しやすくなりますので、傾斜地では注意や警戒が必要です。

一方、太平洋側も雪雲が流れ込みやすいため、山沿いは大雪になる所があるでしょう。平野部でも積雪する所がある見込みです。東日本や西日本では湿った雪となるため、着雪により停電などが発生するかもしれません。備えをしておくと良さそうです。

また、北海道の東部も低気圧の影響で、大雪となっています。遠軽町白滝では午前7時までの24時間に91センチの雪が降りました。東部の雪は朝までがピークで、日中は次第に弱まるでしょう。ただ、引き続き高潮や高波に警戒して下さい。

全国的に暴風に警戒

また、全国的に北西の風が強く吹くでしょう。沿岸部は突風が吹いて、車が横転するくらいの風が吹く恐れもあります。車の運転は無理のないようにしましょう。強い風は、西から次第に緩んできますが、東北や北海道はあすにかけても続く見込みです。

(2016年1月20日 8時39分 「tenki.jp」より転載)

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安西浩子

気象予報士 健康気象アドバイザー ファスティングアドバイザー

東京モーターショーなどの展示会ナレーターから、2002年に気象予報士に転身。NHKラジオ「あさいちばん」を始め、文化放送、NST新潟総合テレビ、NHK水戸放送などで気象キャスターとして経験を積む。

子供の頃は喘息が酷く、台風が沖縄付近に近づくと発作が起きるので、母からは天気予報の人みたいと言われて育ちました。20代は花粉症に悩まされたり、病気の絶えない日々を送っている中、元準ミスユニバースの経歴を持つお友達に食改善を進められ実践。みるみると体が変わり、花粉症を始めとする様々な不調を克服。季節の野菜を食する日本食が、日本の激しい季節変化にも耐えうる元気な体を作ると身をもって体験!

現在は、ファスティングアドバイザーとしても活動中。

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