春の花粉は爆発的な飛散量に? 3カ月予報(堀江万喜)

日曜日からは3月のスタート、いよいよ春ですね!!3月から5月にかけての気温や雨の量はどうなるのでしょうか?!地域によって傾向がありますので見ていきましょう。

日曜日からは3月のスタート、いよいよ春ですね!!3月から5月にかけての気温や雨の量はどうなるのでしょうか?!地域によって傾向がありますので見ていきましょう。

青空と春色(江東区豊洲公園:撮影日直主任T)

■3月前半は北海道や東北で気温が高め!!関東から東海もやや高めに!

この先の3か月予報によりますと、

3月は各地で平年よりも暖かな日が多くなりそうです。

下の図をご覧ください。

春先の3月前半をみてみますと、北海道や東北(濃いピンクエリア)は例年より気温が高くなる傾向です。

雪どけは順調に進み、例年より早く春らしさを感じられることもあるでしょう。

また、関東甲信、北陸、東海も例年より少し高め(薄いピンクのエリア)になる予想で、

寒気が流れ込むなどして寒さが戻る心配はあまりなさそうです。

近畿や中国、四国、九州、沖縄は例年並み(ベージュのエリア)でしょう。

晴れる日は、この時期らしい春の陽気になる見込みです。

ただ、気温が高めになりますと花粉のピークが早くなり、

短期間に爆発的な飛散量となる可能性もあります。

花粉症の方は十分に注意なさってください。

3月前半の気温傾向は?

■3月後半は全国的に気温がやや高め 桜前線も順調に北上!!

次の図は3月後半の気温傾向です。

後半は全国的に例年より少し高めの気温(薄いピンクエリア)となりそうです。

移動性高気圧に覆われて、穏やかに晴れる日も多く、

3月下旬には九州から関東あたりまで桜の開花が順調に進むでしょう。

早い所では見頃を迎え、お花見日和の日も多くなりそうです。

太平洋側を中心にまとまった雨の降る日もありますが、長く続く可能性は低いでしょう。

3月後半の気温傾向は?

■4月から5月は九州から近畿、北陸以北の日本海側で多雨!!

では、雨の特徴も見ていきましょう。

今年の春は4月から5月に雨の多くなる地域があります。

それは九州や中国、四国、近畿、北陸、東北と北海道の日本海側(濃い青エリア)です。

東海や関東、東北と北海道の太平洋側は平年並み(薄い青のエリア)でしょう。

一方、沖縄の雨はやや少なめ(ベージュのエリア)となりそうです。

4月から5月は、北海道や東北には例年より冷たい空気が流れ込みやすく、

沖縄・奄美付近は暖かい高気圧に覆われやすい見込みです。

本州付近は北の冷たい空気と南の暖かい空気がぶつかりやすくなるんです。

そうなると低気圧が急発達するだけでなく、

大雨、雹や竜巻などの激しい現象にも注意が必要になってきます。

沖縄付近の梅雨入りの平年は5月9日ごろですが、

梅雨前線の活動は弱い傾向で、平年に比べると雨の日が少なくなりそうです。

春の訪れはまもなく!!参考になさってみてください。

【関連リンク】

2015-02-04-20150204tenki_horie_small.jpg

堀江 万喜

気象予報士 防災士

出身地の東海地方では「中京テレビ」や「NHK名古屋放送局」で気象キャスターを務めました。その他、各局ラジオの気象コーナーも担当し、経験を積んできました。2014年4月からは関東に移り、新しい土地の空気や空を感じながら毎日enjoy♪しています。のんびり歩いたり、車窓から景色を眺めることが大好きです。お天気を通して、皆さんの生活がより楽しくなるようお手伝いしていきたいと思います♡

JAPAN-WEATHER-BLOSSOMS

cherry blossom japan

注目記事