日照不足と低温はどうなる 1カ月予報

関東も晴れ間が出ても長続きせず、日照は少ない傾向となりそうです。

8月は北海道から関東にかけての太平洋側では曇りや雨の日が多く、日照不足が続いています。この先はどうなるでしょうか?最新の1か月予報をまとめました。

8月19日~25日 関東以北 引き続き、日照少なく

【北日本・東日本・西日本日本海側】

◆8月の下旬に入っても、太平洋高気圧の北への張り出しは弱く、本州付近は気圧の谷になりやすいでしょう。平年に比べて晴れる日は少なく、安定した夏空の広がる所も少なくなりそうです。

◆特に、日照不足の続いた北海道から東北の太平洋側は、引き続き、オホーツク海高気圧からの冷たく湿った空気により、日照時間が少なく気温の低い状態が続く見込みです。関東も晴れ間が出ても長続きせず、日照は少ない傾向となりそうです。農作物の管理に十分ご注意ください

【西日本太平洋側・奄美・沖縄】

◆太平洋高気圧に覆われ、平年と同様に晴れる日が多いでしょう。九州南部や奄美、沖縄では高温に関する異常天候早期警戒情報も出ています。熱中症など健康管理にご注意ください。

8月26日~9月1日

【北日本・東日本・西日本】

太平洋高気圧はさらに張り出しを弱め、西日本の太平洋側でも湿った空気の影響を受けやすいでしょう。北日本の太平洋側と東日本・西日本では平年に比べて、晴れる日は少ないでしょう。関東から北の太平洋側は、日照の少ない状態がまだ続きそうです。北日本の日本海側では天気は数日の周期で変わる見込みです。

【奄美・沖縄】

◆引き続き、平年と同様に晴れる日が多いでしょう。顕著な高温が続く可能性があります。

9月2日~15日

【北日本・東日本】

◆天気は数日の周期で変わるでしょう。

【西日本】

◆平年と同様に晴れる日が多いでしょう。

【奄美・沖縄】

◆湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて、晴れの日が少ないでしょう。

※北日本=北海道・東北、東日本=関東甲信越・東海・北陸、西日本=近畿・中国・四国・九州

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徳田 留美

[日本気象協会本社]気象予報士

空を眺めるのが好きで、気象予報士になりました。

現在はテレビやラジオの原稿の作成やラジオ出演をしています。

その日のお天気トピックスをわかりやすく解説できるように日々努力します。

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