【天気】29日 西日本に猛烈な雨

29日は、西日本の上空にこの時期としては冷たい空気が流れ込み、大気の状態が不安定になっています。

気象衛星と雨雲レーダー

中国や四国地方を活発な雨雲が通過中です。雨雲はゆっくり東へ動くでしょう。近畿は夕方にかけて、東海や北陸は夕方以降に活発な雨雲がかかり、局地的に猛烈な雨の降る恐れがありそうです。

29日 近畿、東海、北陸は大雨の恐れ

きょう(29日)は、西日本の上空にこの時期としては冷たい空気が流れ込み、大気の状態が不安定になっています。午前4時15分までの一時間に、高知県魚梁瀬(ヤナセ)では85.5ミリの猛烈な雨を観測しました。日本海側から太平洋側にかけて、南北に延びる活発な雨雲がありますが、この雨雲の下では局地的に猛烈な雨の降る恐れがあります。

この雨雲の動きは比較的遅いので、長い時間同じような所で降り続く恐れもあります。中国や四国は昼前まで、近畿地方では夕方にかけて、東海や北陸も夕方以降は雨で、局地的には雷を伴い猛烈な雨が降る恐れがあるでしょう。

あす朝までに予想される24時間雨量は、いずれも多い所ですが、近畿は250ミリ、東海は200ミリ、四国は180ミリ、中国地方や北陸は100ミリです。猛烈な雨が降ると、道路はたちまち川のようになりますし、傾斜地は土砂災害が発生しやすくなります。

落雷や突風の恐れもありますので、真っ黒い雨雲が近づいて来たり、ゴロゴロと雷の音が聞こえてきたら注意して下さい。

【関連リンク】

2016-08-29-1472431390-2323887-small.jpg

安西浩子

気象予報士 ファスティングアドバイザー

2002年に気象予報士に転身。NHKラジオ「あさいちばん」を始め、文化放送、NST新潟総合テレビ、NHK水戸放送などで気象キャスターとして経験を積む。

子供の頃は喘息が酷く、台風が沖縄付近に近づくと発作が起きるので、母からは天気予報の人みたいと言われて育ちました。20代は花粉症に悩まされたり、病気の絶えない日々を送る中、食改善をし、様々な不調を克服。

季節の野菜を食する日本食が、日本の激しい季節変化にも耐えうる元気な体を作ると身をもって体験!

そんな経験から、現在はファスティングアドバイザーとしても活動中。

注目記事