【台風情報】台風18号 気になる進路 (中島俊夫)

台風18号は今後も発達しながら北西へ進み、4日(土)には沖縄地方へ接近する可能性があります。その後は次第に進路を北よりに変え、来週の前半は本州に接近する恐れも。

台風18号は今後も発達しながら北西へ進み、4日(土)には沖縄地方へ接近する可能性があります。その後は次第に進路を北よりに変え、来週の前半は本州に接近する恐れも。

台風18号は1日午後9時現在、マリアナ諸島にあって

1時間に25キロの速度で西へ進んでいます。

今後も海面水温の高い領域を進むため、

発達をしながら、北西に進む見込みです。

2日(木)から3日(金)には日本の南海上を進み、

4日(土)には非常に強い勢力で大東島地方へ接近する恐れがあります。

◆小笠原諸島と沖縄地方は荒れた天気に

2日(木)は小笠原諸島で次第に風が強まり、海上はしける見込みです。

強風と高波に注意してください。

大東島地方の沿岸の海域でも次第にうねりを伴って波が高まるでしょう。

3日(金)は大東島地方で風が強まり、海は大しけになる見込みです。

4日(土)には沖縄地方で雨や風が強まり、大荒れの天気になる恐れもあります。

海上や海岸付近では高波に対して警戒してください。

その後も影響を受ける可能性もあります。

◆本州への影響

西よりに進んでいた台風は5日(日)以降、

次第に北よりにコースを変える見込みです。

5日(日)は沖縄本島地方に接近し、

早ければ、九州南部に接近することも考えられます。

6日(月)以降は西日本や東日本に接近する恐れがあるでしょう。

まだ進路にはブレがあるため、今後も台風の動きには注意が必要です。

◆台風と前線

気になるのは台風の北上に伴い、

本州付近で前線が顕在化し、

活動が活発化する恐れがあることです。

5日(日)は西日本と東日本の太平洋側で、

6日(月)は九州から東北地方の広い範囲で雨が予想されています。(下図参照)

太平洋側の地域を中心に大雨になる可能性もあります。

最新の情報を今のうちからこまめにチェックして、

早め早めの対策を心掛けてください。

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中島俊夫

気象予報士

ストリートミュージシャンとして路上で弾き語り中、突然の雨に打たれたことから、気象予報士を目指すことになりました。現在は予報業務のほかに、予報士講座の講師や予報士だけの劇団でも活動しています。楽しいことが大好きです。

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