北海道が暑いわけ 23日以降に注意するポイントは?

十勝地方の帯広市や足寄町などで、3日連続の真夏日になりました。

※今週の天気

日本列島は発熱か。きょう(22日)も晴れて、5月としては酷暑の所も。北海道は帯広市などで3日連続の真夏日に。岩手県盛岡市は今年初の真夏日で、東京は今季一番の暑さ。

きょう(22日)は、北海道から九州まで広い範囲で晴れて、暑さが続きました。

その中でも注目なのが北海道です。

十勝地方の帯広市や足寄町などで、3日連続の真夏日になりました。

北海道は22日も十勝地方(帯広市など)や網走地方(北見市など)、上川地方(旭川市など)を中心に暑くなりました。

北海道が暑いわけ

ここ数日、北海道はかなり暑くなっていますが、その理由は...

①「上空の気温が高い」

⇒上空1500メートル付近で言うと、この時期の北海道は5~6度くらい。

今は15度くらいの暖かい空気が流れ込んでいる。(これは真夏並み)

②「晴天」

⇒晴れて、強い日差しで、気温が上がる。

③「フェーン現象」

⇒暖かい(暑い)空気が高い山を吹き降りて、気温が更に高くなる。

④「前日までの暖かい空気が残っている」

⇒ベースとなる気温が高く、気温が上がるぺースも速い。

あす(23日)以降は、上空の暖かい空気が南下するため、極端な暑さとまではいきません。

最高気温が30度以上の真夏日になる所はない見込みです。

なお、25日頃は気温が低くなりそうです。

ここ数日との気温の差が大きくなりますので、体調を崩さないよう、お気をつけください。

東北〜九州も暑い

きょう(22日)、東京都心の最高気温は29度3分で、今季一番の暑さになりました。

東北から九州も28度前後まで上がり、盛岡市や前橋市などでは今季初めての真夏日になりました。

空気はカラッとしていますが、日差しが強いため、気温以上の暑さでした。

東北から九州の暑さのピークはあす(23日)になる見込みです。

こまめに水分を摂るなど、引き続き熱中症にご注意ください。

久々の雨

しばらく晴れの天気と暑さが続いていますが、あさって(24日)頃からは状況が変わってきます。

気圧の谷や湿った空気の影響を受けるでしょう。

雨の降る地域は、24日は、九州や四国、中国地方。

25日は、四国や中国地方、近畿、東海に加えて東北や北海道。

26日は、九州から北海道⇒この日はザーっと局地的に雨脚が強まりそうです。

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木村 健一

気象予報士

生まれも育ちも千葉県。生粋の千葉っ子です。

性格はポジティブ&マイペース。

<好きなこと>

①スポーツ観戦:私自身、高校まで野球をやっていたので、

特に高校野球。夏の甲子園、炎天下での観戦は最高です!

球児の笑顔や涙... 青春ですねぇ。

あと、サッカーや駅伝、マラソンなども見ます。

②お散歩:景色の移り変わりを楽しめるのがいいですね。

また、色彩や音を感じながら歩くのは面白いです。

桜の薄紅色、新緑の緑、紅葉の赤、

鳥のさえずり、風で揺れる木の葉など。

③お酒の席:アルコールにめっぽう弱く、2杯目からウーロン茶に。

でもお酒の席は好きなんです。

どうぞ、宜しくお願い致します。

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